安宅住吉(あたかすみよし)神社に初詣に行ってきました。
初詣の親子。
祈りの鈴。
今年の運勢は?
ー・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-
安宅住吉神社はその名の通り、安宅にあります。
安宅。あたか。
そう、安宅の関の近くです(どーん)。
勧進帳の。
・・・えっ、知らない?
大丈夫、ぼくも知らない(爆)。
調べました。
時間をさかのぼります。どのくらいさかのぼるかといえば、800年ほど昔。
時は、源頼朝が鎌倉幕府を開く少し前。
源氏と平氏が武士による政治を目指し、争っている時代。
頼朝には腹違いの弟がいました。名前を義経といいます。
兄、頼朝と比べれば地味だった義経の名前を世に知らしめたのは、一ノ谷の戦いです。
相手は平清盛。
急な崖の上から、馬で奇襲するという、考えても実行するなんてとんでもない、むちゃくちゃな方法で、大勝利を上げます。
義経の大活躍で、見事、平家を壇ノ浦で討ち滅ぼした頼朝ですが、どうしても義経のことが嫌いだったのです。
官位を受けた、つまり、自立心が強いというのがその理由だったそうです。
が、ぼくにはわかります。男が男を嫌いになる理由なんて一つしかありません。
そう、女をとられたんですね(言い切った)。
頼朝は自分より才能があり、人気のある色男、義経のことがどうしても気にくわない!
英雄は二人必要ないのです。
かくして命を狙われた義経ですが、義経もそんな嫉妬心で殺されたくありません。
部下の弁慶とともに、山伏(つまりは天狗の格好)に変身して、東北は奥州まで逃げることになります。
その逃避行中に、「むむっ、怪しい奴!」と呼び止められたのがここ安宅の関。
義経らに声をかけたのは、安宅の関の関守、富樫という男。
「ふはは、この富樫の目はあざむけない!山伏を見れば義経と思えという情報が届いておるわ!」
もはやここまで、と焦る義経。対照的に、弁慶は平気な顔をしています。
「いえいえ、富樫さま、我々は焼けた東大寺の勧進(お金集め)をしているのです」
「へー、なら勧進帳を持っているよね。読んでみてよ(・∀・)ニヤニヤ」
「はいはい、もちろんですよ(^△^)」
弁慶は懐から白紙の巻物を取り出し、勧進帳に見立てて朗々と読み始めます。
「ちょwwww」
ニヤニヤ顔の富樫も、その弁慶の姿にびっくらこきます。
山伏の心得や秘密の呪文についての問いにも弁慶は淀みなく答えます。
「あーーーー、もう分かった!お前は怪しくないことはよーーーーく分かった。でもその隣の奴がなんか怪しいなあ。よく顔を見せて見せて(・∀・)ニヤニヤ」
ついに富樫の目が義経に向けられます。しかし、その義経を弁慶は持っていた杖で叩きます。
「ええい、きさまのせいで富樫さまに疑われたではないか!このクソ野郎!!!」
ボコボコボコボコッッッ!!!
もちろん涙をのんで、悲しみをこらえての行為です。
しかし富樫に気づかれないように、涙は見せずに。
本当はそんなことしたくもない!
普段からの恨みを晴らすチャンスだなんてこれぽっちも思ってないっす!!ホントっす!!!
ボコボコにされる男を見て、富樫はついに折れます。
「分かった分かった、そんなボコボコにされる男が義経のわけがない。通れ通れ」
かくして弁慶の機転によって安宅の関を通ることができた義経は奥州への道をひた走るのでした。
富樫は弁慶の嘘を見破りながら、その心情を思い、だまされたふりをする好漢だった、というのが勧進帳のストーリーですが、真相は闇の中。
そんな感動のストーリーの舞台がここ、安宅。
現代に安宅の関を再現したい!人々のその夢を叶えた写真がこれです。
・・・。
・・・・・・ちょっとしょぼいかな(^_^;)
「安宅之関」っていう文字のフォントがなんとなく偽物臭さを漂わせています。
帰ってから調べたら、安宅の関跡が近くにあったそうです。
しまったなあ、そっちの方がいい絵になったのになあ!
カメラ:Canon EOS 20D
レンズ:Canon EF28-70mm F2.8L USM
レンズ:Canon EF28-70mm F2.8L USM
初詣の親子。
祈りの鈴。
今年の運勢は?
ー・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-
安宅住吉神社はその名の通り、安宅にあります。
安宅。あたか。
そう、安宅の関の近くです(どーん)。
勧進帳の。
・・・えっ、知らない?
大丈夫、ぼくも知らない(爆)。
調べました。
時間をさかのぼります。どのくらいさかのぼるかといえば、800年ほど昔。
時は、源頼朝が鎌倉幕府を開く少し前。
源氏と平氏が武士による政治を目指し、争っている時代。
頼朝には腹違いの弟がいました。名前を義経といいます。
兄、頼朝と比べれば地味だった義経の名前を世に知らしめたのは、一ノ谷の戦いです。
相手は平清盛。
急な崖の上から、馬で奇襲するという、考えても実行するなんてとんでもない、むちゃくちゃな方法で、大勝利を上げます。
義経の大活躍で、見事、平家を壇ノ浦で討ち滅ぼした頼朝ですが、どうしても義経のことが嫌いだったのです。
官位を受けた、つまり、自立心が強いというのがその理由だったそうです。
が、ぼくにはわかります。男が男を嫌いになる理由なんて一つしかありません。
そう、女をとられたんですね(言い切った)。
頼朝は自分より才能があり、人気のある色男、義経のことがどうしても気にくわない!
英雄は二人必要ないのです。
かくして命を狙われた義経ですが、義経もそんな嫉妬心で殺されたくありません。
部下の弁慶とともに、山伏(つまりは天狗の格好)に変身して、東北は奥州まで逃げることになります。
その逃避行中に、「むむっ、怪しい奴!」と呼び止められたのがここ安宅の関。
義経らに声をかけたのは、安宅の関の関守、富樫という男。
「ふはは、この富樫の目はあざむけない!山伏を見れば義経と思えという情報が届いておるわ!」
もはやここまで、と焦る義経。対照的に、弁慶は平気な顔をしています。
「いえいえ、富樫さま、我々は焼けた東大寺の勧進(お金集め)をしているのです」
「へー、なら勧進帳を持っているよね。読んでみてよ(・∀・)ニヤニヤ」
「はいはい、もちろんですよ(^△^)」
弁慶は懐から白紙の巻物を取り出し、勧進帳に見立てて朗々と読み始めます。
「ちょwwww」
ニヤニヤ顔の富樫も、その弁慶の姿にびっくらこきます。
山伏の心得や秘密の呪文についての問いにも弁慶は淀みなく答えます。
「あーーーー、もう分かった!お前は怪しくないことはよーーーーく分かった。でもその隣の奴がなんか怪しいなあ。よく顔を見せて見せて(・∀・)ニヤニヤ」
ついに富樫の目が義経に向けられます。しかし、その義経を弁慶は持っていた杖で叩きます。
「ええい、きさまのせいで富樫さまに疑われたではないか!このクソ野郎!!!」
ボコボコボコボコッッッ!!!
もちろん涙をのんで、悲しみをこらえての行為です。
しかし富樫に気づかれないように、涙は見せずに。
本当はそんなことしたくもない!
普段からの恨みを晴らすチャンスだなんてこれぽっちも思ってないっす!!ホントっす!!!
ボコボコにされる男を見て、富樫はついに折れます。
「分かった分かった、そんなボコボコにされる男が義経のわけがない。通れ通れ」
かくして弁慶の機転によって安宅の関を通ることができた義経は奥州への道をひた走るのでした。
富樫は弁慶の嘘を見破りながら、その心情を思い、だまされたふりをする好漢だった、というのが勧進帳のストーリーですが、真相は闇の中。
そんな感動のストーリーの舞台がここ、安宅。
現代に安宅の関を再現したい!人々のその夢を叶えた写真がこれです。
・・・。
・・・・・・ちょっとしょぼいかな(^_^;)
「安宅之関」っていう文字のフォントがなんとなく偽物臭さを漂わせています。
帰ってから調べたら、安宅の関跡が近くにあったそうです。
しまったなあ、そっちの方がいい絵になったのになあ!