チリも積もれば山となる・蓄積の正体から失われし我らが伝統の未来を思う! | 医者ギライ・クスリギライのための1日10分!医食同源・自然食実践ブログ

医者ギライ・クスリギライのための1日10分!医食同源・自然食実践ブログ

自然食業界歴15年の管理人が1日10分で医者にもクスリにも依存しない自然食実践術を公開。衣食住、生活環境、医を含めた医者ギライ・クスリギライのあなたに贈る!実践術をブログで毎日公開中!

「年間8キロ」

 

これは何の数字でしょうか?


この数字は私たちが1年間に摂取している

“食品添加物”

の量といわれています。

さまざまな食品に含まれる微量な添加物を足し算していくと、

このような数字になる。

まさに

 

「チリも積もれば・・・」

 

こういうことになるわけです。


これを多いと思うか?少ないと思うか?は人それぞれ、

 

さまざまではないかと思われます。

でも、

20年くらい前はこの量が今の半分、約4キロといわれていたのです。

それがいつの間にか、

“倍”

になってしまっている。

私たちは実にたくさんの添加物に囲まれて過ごしているというわけです。

食品添加物は別名、

 

「人工の化学物質」

 

ともいわれますが、これは人体にとって

明かな

“異物”

です。

異物なんていうと分かりにくいので、もっとハッキリ言ってしまうと、

「毒物」

のこと。

つまり体に入ってはならないもので、体の中にあっては

“ならないもの”

このように解説されるのです。

 

そんな毒物の摂取量が飛躍的に拡大し続けている。

それに合わせるかのように、ガンやアレルギーなどの治癒が困難な

 

さまざまな

 

「病気」

 

が増大し続けている。

 

その原因の1つとして、人工の化学物質、

 

食品添加物の

 

“氾濫”

 

を指摘する声も少なくないのです。

 

なぜ四半世紀も経たない間に、添加物の摂取量は

 

「拡大」

 

し続けているのか?


何が一体、この背景にあるというのでしょうか?

ポイントは2つあるのではないかと思うのですが・・・。



そこで今回は、「添加物」について考えることで、

医者を遠ざけ、クスリを拒む。

そんな生き方のヒントについて述べてみます。

 

 

■1つ目の原因は?

添加物が氾濫する状況を招いているのは、

 

「素材の劣化」

 

ここに大きな問題があると思います。

 

製造するメーカーが

 

“極悪だから!”

 

とかく私たちはモノゴトの善悪を

 

「一刀両断」

 

してしまいがちな傾向がありますが、

 

“そうではない”

 

それは構造上の問題、そういわねばならない面があるのです。

 

食品メーカーに限ったことではありませんが、

 

企業が存在する目的は、つまるところ

 

“利益の確保”

 

利潤の追求こそが企業の使命になるのです。

 

そのため商売の原理原則に照らして、会社運営を行う必要がある。

 

商売の原理原則とは、

 

「安く作って、高く売ること」

 

その差額が虎の子の利益になっていく。

 

どの企業もこの定めから逃れることは不可能というわけです。

 

利益を生み出すためには、材料費や人件費をどこまでも

 

“低く”

 

抑える必要があります。

 

廃棄寸前、そのような素材を二束三文で大量に仕入れないと

 

利益はなかなか

 

「生まれない」

 

劣悪な食材はマズイばかりで、旨味など

 

“あるはずもない”

 

そこで化学調味料や酵母エキスなどの薬剤を使って、

 

味を足す必要に

 

「迫られてしまう」

 

いくら安くたって、マズイものは当然売れない。

 

素材が粗悪で旨味なんか残っていないからこそ、化学調味料などを使わざるを得ない。

 

こういうことになるのです。

 

また、本来廃棄に回るようなものを使うわけだから、食材本来の

 

香りも色も

 

“あったものではない”

 

そこで香料で香りづけを行い、着色料で鮮やかに

 

「色づけ」

 

を行う必要に迫られる。

 

香りも悪く、色もくすんだような商品では、当然売れない。

 

買う側の視覚・嗅覚に

 

“訴えかける”

 

必要があるのです。

 

さらにそもそも、腐敗寸前のような材料を使うのだから、

 

製品にしたところで、

 

「日持ち」

 

なんかするはずがない、そのままではスグに腐ってしまうのです。

 

だからこそ、

 

“防腐剤や保存料”

 

を使うことで、店頭やお客さんの家の冷蔵庫の中で、

 

「腐敗しないように!」

 

と薬剤を添加する必要に迫られる。

 

腐ってしまえば、ネットのSNSなどで、瞬時に国境を越えてまで

 

悪いウワサが

 

“拡散”

 

していく。

 

こうして、食材に大量の薬剤が

 

「添加」

 

され続けることになるのです。

 

食品添加物の氾濫は、使われる素材の劣悪さに

 

“比例する”

 

このようにいえるのです。

 

食は命の源になるもの。

 

果たしてそれを利益追求の渦中に投げ込んだままで、

 

本当に

 

「良いのかどうか?」

 

ココにこそ問題の本質が横たわっているのではないかと思います。

 

いずれにしろ、添加物をたくさん使っている食品を見たら、

 

“素材が悪いのね”

 

こう思って間違いはないというわけです。

 

 

■根拠なき迷信が・・・

添加物の氾濫する状況は、

 

素材の悪さに加えて、もう1つの

 

「根深い」

 

問題があると考えられます。

 

それが何かといえば、

 

“減塩主義”

 

減塩主義の蔓延こそが大量の添加物の氾濫を

 

「許してしまっている」

 

このことも言えるのではないかと思うのです。

 

塩の摂り過ぎは、とにかくキケン。

 

“脳卒中・脳梗塞・動脈硬化”

 

などのキケンな病気の原因は

 

「塩」

 

によるもの。

 

このように広く宣伝されて、減塩主義が堂々とまかり通ってしまっている。

 

ココにも多量の添加物を使わざるを得ない理由が潜んでいるのです。

 

たくさんの塩を使ってしまえば、それだけで買う側から

 

“敬遠”

 

されてしまう。

 

塩は少なければ少ないほど

 

「良い商品」

 

このような非科学的な迷信が、社会の隅々にまで

 

“浸透”

 

してしまっていることにも、大きな原因があるのです。

 

中でも分かりやすいのが“梅干し”

 

梅干しは低塩化の煽りを

 

「モロに受けた!」

 

そんな食品ではないかと思うのです。

 

 

 

■低塩化の荒波

かつての梅干しの塩分含有量は

 

「約20%」

 

これが相場といわれていました。

 

でも今は、

 

“5%”

 

くらいまでに下げられてしまっている。

 

塩の含有量の多い梅干しは減塩主義の

 

「対極」

 

にある食材として、すっかり敵視されてしまった経緯があるのです。

 

そこで梅干し製造メーカーはこの20年の間に、一斉に

 

“低塩化商品”

 

の開発に雪崩を打っていきました。

 

一度塩漬けしておいた梅干しに脱塩作業を施し、

 

その後、

 

「はちみつ、アルコール、昆布エキス」

 

などに浸して、低塩化を図る。

 

このような加工処理を施した梅干しばかりになっているのです。

 

でも、

 

当然ながら塩分濃度5%程度では、とても腐敗菌の繁殖を抑えることが

 

「不可能」

 

なわけです。

 

そこで、腐敗防止を目的に、

 

“ソルビン酸・PH調整剤・防カビ剤”

 

などの食品添加物に手を染めざるを得なくなってしまいました。

 

こうして保存食の代表選手とでもいうべきだった梅干しは、

 

減塩化の流れにすっかり

 

「巻き込まれ」

 

てしまったのです。

 

 

■減塩か?添加物か?

塩は天然・自然の保存料とでもいうべき、貴重な食品。

 

雨が多く、湿度の高い日本においては、長らく塩を駆使した

 

「塩蔵食品」

 

を保存食として活用してきた歴史があります。

 

塩には雑菌の繁殖を防止し、麹菌や酵母菌といった発酵菌の増殖を

 

“サポートする”

 

こうした素晴らしい力があるのです。

 

塩漬けの食品が腐敗しない理由は、塩が持つ

 

「浸透圧」

 

に理由があります。

 

塩が菌の中に入ると、浸透圧が働き、菌の細胞の中の水分が

 

“脱水”

 

されていく。

 

菌たちは水分不足に陥り、増殖が不可能になってしまう。

 

まさに

 

「ナメクジに塩!」

 

の原理になります

 

一般に10~12%の塩分濃度で、雑菌の繁殖は不可能になるといわれています。

 

気温も湿度もMAXにまで上昇する夏場においても、

 

“20%”

 

の塩分含有量があれば、腐敗を防げることが分かっているのです。

 

梅干しの塩分濃度はまさにその20%。

 

長期の保存を目的に、日本の気候風土に順応した

 

「科学的」

 

なスバラシイ食品が梅干し。

 

こういうことになるのです。

 

 

 

■消費の本質は?

どんなに減塩を徹底したところで、脳梗塞や脳卒中を防止できないことは、

 

世界の各種研究において明らかにされている事がらです。

 

それどころか減塩は寿命を

 

“縮めてしまう”

 

このこともすでに証明されているのです。

 

※参考

 

 

世界ではとっくに否定されている非科学的な迷信が

 

なぜだか日本においてはいまだ公然と、まかり通ってしまっている。

 

塩に含まれるナトリウムは細胞の

 

「新陳代謝」

 

に欠かせない物質で、代謝不足は

 

『低体温症』

 

の原因になってしまうのです。

 

体温が下がれば、それにより免疫力だって、一緒に

 

“低下”

 

していきます。

 

さらに極端な減塩で低血圧の状態に陥ると、脳に血流が回らなくなっていきます。

 

こうしていつも眠気に襲われて、気力も活力も

 

「乏しい」

 

そんな状態が常習化してしまうのです。

 

心身ともに生活の質を大きく引き下げてしまう。

 

それが減塩主義の

 

“正体”

 

といえるのです。

 

塩を敵視すれば、化学合成添加物を余計に体内に入れざるを得なくなります。

 

塩はキケンで怖くて、死を招く。

 

そんな最低の食品なのだから、善後策としての食品添加物の多用は

 

「止むを得ない」

 

いわば必要悪。

 

恨むなら添加物ではなく、塩の方こそ恨め。

 

“添加物栄えて、塩分滅ぶ”

 

そうとでも言わんばかりの状況下に、私たちは置かれているのです。

 

減塩主義はこんな

 

「反自然」

 

で、無茶苦茶な

 

“理屈”

 

を正当化するものといわねばなりません。

 

私たちは体の自然に則して、必要なものと不要なものとを

 

冷静に

 

『分別する」

 

この必要に迫られていると思うのです。

 

思えば、消費とは評価。

 

それは清き一票と

 

“同じ”

 

になります。

 

「何を育て、何を改めていくのか?」

「何を支持し、何を支持しないのか?」

 

それは日々の私たちの暮らしの中で決定されるものでもあるのです。

 

誰もが当たり前に本来の食べものを手にできる社会を作るために。

 

そして真面目に努力する作り手が

 

“バカを見ない”

 

そんな世の中を実現するために。

 

体の自然・食の自然を基準に考えてもらいたいと願います。

 

 

■オススメの自然塩の紹介

・「塩の汚染が気になるなら!天外天塩

 

 

■参考文献

・『塩物語

 

 

無肥料無農薬米・自然栽培と天然菌の味噌・発酵食品の通販&店舗リスト

 

 

自然食業界キャリア15年のOBが綴る

無投薬・無医療の生き方マガジン!

 

 

 

にほんブログ村 健康ブログへ
にほんブログ村