アレルギー増加の背景にあるものは?変化と不適合がツライ症状を招いてしまう!? | 医者ギライ・クスリギライのための1日10分!医食同源・自然食実践ブログ

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昔は、

 

「アレルギーなど少なかったのに・・・」


ご年配の方と話すと、こんな言葉をよく耳にします。


“アレルギーの増加”


いま健康を語るなら、中心テーマのひとつと言えるでしょう。

一体どうして、

 

こんなに増えてしまったのか?

昔と今とで、どこに違いがあるのか?

このことを思わずにはいられないのです。

そこで今回は、

 

いまや“国民病”とでもいうべき、「アレルギー」について考えることで、

医者を遠ざけ、クスリを拒む。

そんな生き方のヒントについて考えてみたいと思います。


■膨大な患者数
厚生労働省の調査によれば、

0歳~14歳の子どもたちの

 

約40%

 

が何らかのアレルギーを持つと指摘しています。、


東京・大阪など都市部に住む4歳以下の子供たちに至ってはなんと、

「51.5%」

つまり2人に1人以上の割合で、アレルギー症状が認められる。


気管支ぜんそくはこの30年間で約10倍

アトピー性皮膚炎も5~10倍に増加。

このような調査結果があるのです。

原因として、よく言われるのは

「大豆・小麦・そば・卵・乳製品・ダニ・花粉」

などが挙げられますが、そう言われても

どこか

 

“スッキリしない気持ち”

 

も残ります。

例えば大豆・小麦は味噌や醤油の原材料です。

豆腐や納豆も含めて、昔から日本の食卓に欠かせないものであったはずです。
ダニや花粉であっても、現代に突如して現れたものではない。

おそらく人類よりも、もっと以前から存在していたとも思われるからです。

だからこれらのものを、

“アレルゲン!”

そう決めつけてしまうには、ちょっと無理がある。

今と昔とで、何か、

「決定的な変化」

が生じたことが理由ではないかと思ってしまうのです。


■毒性がかけ算に
「相乗毒性」

 

という言葉があります。

これはある物質とある物質とが結びつくことで、発生する毒性のこと。

汚れた水に含まれる「フミン」といわれる物質。

川底で、

“ヘドロを作る”

といわれています。

フミンに塩素が結びつくと化学反応で、

「トリハロメタン」

が発生する。

トリハロメタンはガンの原因になることが知られています。

また他にも、農薬に酸素が結びつくことで、

“酸化農薬”

になる。

それが元の農薬の毒性よりも

 

何倍も高まってしまう

 

のです。

小麦や大豆は昔から食べてきたわけだし、ダニだってそこら中にいた。

でも昔と今とで違うのは、

「人工の化学物質」

これに花粉やダニと結びつくことで

“強力なアレルゲン”

 

になってしまう。

大豆や小麦なら、栽培に使われた農薬や肥料

この影響によって、アレルギー症状が起きているとも考えられるのです。




■異物を入れない
人工の化学物質は自然界に存在しない、人体にとっては、

「異物」

です。

異物とは身体に入ってはならないもののことで、安全基準を言うのなら、

“ゼロ”

でなければならないはずのもの。

現代においてこの物質を「ゼロ」にすることはもはや難しいけれど、

身の回りからなるべく遠ざけ、極力排除する努力が必要になるのです。



■住環境の今と昔
アレルギーと人工の化学物質の関係以外に、

食の欧米化や住宅の問題もあるのでしょう。

食の欧米化についてはこのブログでこれまでも指摘してきました。

※参考
 『なぜ宴のシメはラーメンか!?糖と脂の研究から日本の肝臓を守るヘルシー食材考!


もうひとつの、住宅の問題については、本当に根深い問題だなと感じています。

昔の日本の家はといえば、

木造が基本で、土壁、板壁が当たり前でした。

こうした家は、通気性が良く、すきま風がいろんな角度から入る家でもあったのです。

それが寒さ・熱さの原因といわれ、今では風を通さず、外部の熱を遮断する、

「高気密・高断熱」

の住宅がかなりの割合になっているのです。

土壁、板壁は鉄筋入りのコンクリートなどに変わった結果、

通気性や熱の遮断といった問題は解決されました。

 

でもこれが、これが日本の気候条件に

 

全く適していない。

こういう問題があるのです。

 



■気候条件のズレ

高気密・高断熱の家は、

北欧やヨーロッパの住宅

様式です。

その気候条件はといえば、

 

雨の少ない乾燥地帯。

空気は常に乾燥している、この気候条件がこうした住宅を生んだのです。

石やレンガで通気性を遮断しても、

 

“カビなどの問題”

 

が起こりにくい。

いわば水の少ない地域だからこその建築スタイルというわけです。

でも、私たちの国はとにかく、

「多湿」

この多湿を前提に、

いかに快適な住空間を確保するか?

その工夫が随所に日本の建築には見られるのです。

例えば、石やレンガ。

これは明治以降の日本に入ってきた建材のように思われますが、

実際は

そうではない。

奈良時代の寺院の床には石が使われているし、平城京や平安京はレンガを敷き詰めてあったことが遺構から確認できるのです。

 

古くから馴染みの建材と言えるのです。


■日本建築の特徴は?
日本に粘土や陶土はふんだんにあり、

 

レンガを使った建築を作るなら、

“造作もない”

ことであったはず。

でも、私たちの先祖は、レンガや石ではなく、住宅の素材に、

「木や土壁」

を意図的に選んだのです。

レンガは耐水性の高い素材で、空気中の湿気を

“飽和点いっぱい”

まで吸着してしまう。

そんなレンガを外壁に使ってしまえば、室内の

 

湿気はさらに高まってしまう。

そのため、あえてレンガを選ばずに、通気性を担保できる
木材や土壁などを住宅の材料を選んできた。

このように言えるのです。

そして北欧型の高気密・高断熱の家を選んだ結果、
床や壁に使われる、接着剤などの

 

「有機化合物(VOC)」

 

が室内に充満してしまう。


通気性が悪いので、常に

 

毒ガスを吸っている

 

かのような状態になる。

さらに湿気がどうしても高くなるので、ダニの繁殖に好都合な条件を整えてしまう。

これがアレルギー増大の背景にある。

このことが指摘されるのです。

レンガ張りの家などは外観も良く、スタイリッシュなのでしょうが、

多湿の日本には

 

正直向かない。

こうした事情もあるわけです。





■物件選びのポイントは?
実際に、

 

ゴルフボール大に家のホコリを集めて見ると、

その中に、

「約4000匹」

のダニがどの家庭にもいるといわれています。

ダニへの対策は、じゅうたんやカーペットを使わず、とにかく部屋の中の

 

通気性を良くすること。

なるべく外気を入れ、室内に空気が淀まないようにすることが大切。

そして、これから住宅を選ぶのなら、できるだけ日本の気候条件に適した物件を選んだり、建てたりすることが大切になると思います。

木造の家なんていうと、私たちの世代は、

“古い家”、“安い家”

なんて思ってしまいがちですが、そうではない。

実に合理的で工夫に満ちた住空間であるといえるのです。


■アレルギーにもプラスの面が!
アレルギーは苦しく辛い症状です。

しかしこうした症状が起こるには起こるなりの理由がある。

花粉症にしても、花粉と化学物質との結合物を

 

「体に入れまい!」

 

と必死に抵抗し、努力する体の姿とも考えられるのです。

症状を

 

“目のカタキ”

 

にするのは少し早計なのかもしれません。

私たちの身体の崩れたバランスを取り戻そうとする作用なので、

異物を周囲からできるだけ遠ざけることが大切になりますね。

 

 

新年明けまして、おめでとうございます。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

 

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■参考文献

 ・『梅干と日本刀 日本人の知恵と独創の歴史(祥伝社新書)』 樋口 清之 著

 ・『続・梅干と日本刀 日本人の活力と企画力の秘密(祥伝社新書)』 樋口 清之 著

 

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