『道』
この道を行けば
どうなるものか
危ぶむなかれ
危ぶめば道はなし
踏み出せば
その一足が道となり
その一足が道となる
迷わず行けよ
行けばわかるさ
アントニオ猪木
このアントニオ猪木自身の生き様を表現したともいえる『道』は自身の引退スピーチで披露されました。猪木著書の詩集では一休禅師の言葉であると記載されており、元ネタは一休禅師として広まりましたが、実は猪木の勘違い!本当の元ネタは清沢哲夫という哲学者の詩が元ネタで、清沢哲夫著書『無常断章』に掲載されています。
『道』
此の道を行けば
どうなるのかと
危ぶむなかれ
危ぶめば道はなし
ふみ出せば
その一足が道となる
その一足が道である
わからなくても歩いて行け
行けばわかるよ
清沢哲夫
猪木の『道』と清沢哲夫の『道』はほぼ一緒ですが、「わからなくても歩いて行け」の部分を「迷わず行けよ」に猪木流アレンジをしています。
猪木引退スピーチ全文
1998年4月4日に東京ドームで行われたアントニオ猪木引退試合後のスピーチは素晴らしく、『道』朗読前の「人は歩みを止めた時に、そして挑戦を諦めた時に年老いていくのだと思います」という言葉も名言です。