次は周防国分寺へ
天平13年(741)の聖武天皇の詔によって日本各地に国分寺が建てられましたが
周防国分寺は天平勝宝8年(756年)には完成されたとみられ
平安時代の衰退を経て、東大寺の料国となったのを機に再興に向かい
その後、大内氏、毛利氏の保護によって維持されてきたそうです。
全国で唯一、1200年前の寺域を保ち
「周防国分寺旧境内」として国の史跡に指定されています
すごいですね。
仁王門から見た金堂(重要文化財)
こちらも天平時代からの場所に建っています。
二層入母屋造、建坪116坪あまり
格式のある5本線の入った塀の端っこに百日紅が写っています。
百日紅がたくさんあるな~色とりどりで美しいな~と思ったのですが・・・
仁王さんの状態の話や寺の格式と塀の線の話に気を取とられ、百日紅の写真は撮りませんでした。
あとで、ブロ友さんの美しい写真を拝見して
なんと美しかった事か・・・
境内に130本ほどあるそうです。
内側から見た仁王門
毛利輝元が再建した仁王門は、どっしりとして風格があります。
5重の搭があったと推定されているそうですが
メモ書きには7重とあるんだけれど、聞き間違えたかな・・・
このあと金堂の中へ
大きなお堂の中で、何台もの大きな扇風機にあたりながら
ずらっと並ばれた平安時代後期の重文の本尊薬師如来坐像
阿弥陀如来坐像、日光菩薩立像、月光菩薩立像、四天王立像
をはじめとした
たくさんの仏像の前に座らせていただいて、僧侶のお話を伺いました。
私たちも椅子に一列に座って仏像に対峙する
いやいや対話をさせていただきましたよ。
御本尊が薬師如来さんに替わった話や
薬臺の中に五穀・丁子・菖蒲根・朝鮮人参など17種類の薬と五輪塔が
納めてあったというお話が興味深いでした。
最後に堂内をぐるりと廻って拝観
発掘調査の写真や建物の図解
金堂を出てからは発掘跡がわかる金堂の床下をのぞいたり
水鑑の井戸、禁門の変忠魂碑とか、興味のあるものがいっぱいあって
説明してもらったのだけれど・・・
なんせ、暑い~
また気候のいいときにゆっくり訪れたいな~
今日もお越し頂いて、有難うございました。