現代にも生き続ける太子信仰

~愛染さんから四天王寺へ~

今年もご案内しました。

 

毎年、4月22日に聖徳太子の御命日を偲んで行われる「聖霊会舞楽大法要」

四天王寺さんで一番重要で一番大規模な法要です。乙女のトキメキ

四箇法要と舞楽が混然一体となった、そりゃあ美しいし、荘厳です。

 

 

私にとっては、祖母や母がよく話していた「おしょうらい」

懐かしく、温かい気に包まれるときです。ラブラブニコニコラブラブ

 

 

「聖霊会の舞楽」は国の重要無形民俗文化財の指定を受けています。

 

 

文化庁のデータベースによると

「聖霊会は聖徳太子の御忌にその聖霊をまつる法会で

四月二十二日天王寺区の四天王寺で執行される。

この法会は王朝時代の舞楽法要の姿を伝えているもので

古式豊かな舞楽が六時堂前の石舞台上で

四隅に巨大な赤紙花の曼珠沙華を飾って舞われる。

惣礼伽陀、四箇法会儀式に織り交じりながら、

「振鉾【えんぶ】」「蘇利古【そりこ】」「菩薩【ぽさつ】」「獅子」

「迦陵頻【かりようびん】」「胡蝶」などの舞楽が舞われる。

四天王寺は、三方楽所の一つに数えられてきた由緒ある舞楽の伝承を持っており

明治初年に楽所を一つにして宮内庁楽部にした後も

その伝統を伝え残して現在に至っている

 

指定年月日:昭和51年5月4日とあります。

 

 

「獅子」

 

 

「迦陵頻」

 

 

 

「胡蝶」

 

 

 

 このコースは毎年来てくださっている方もあるので

毎年新しいことを付け加えてお話します。📚鉛筆

 

 

「大阪にこんなのがあったんですか!?」と感激して長時間 舞楽をご覧になっていた母娘さん

頂いた太子一生の図を手に絵堂にとどまられた方々

お渡しした愛染堂、大江神社、清水寺の江戸時代の図会を

しみじみとご覧になり楽しんでくださった方

私もうれしいです。ラブラブ

 

ガイド冥利に尽きます。お願い

 

 

 

四天王寺さんまでの経路は毎年違った道を選びます。

天王寺、夕陽丘の街は歴史も古く、ひと筋違う道を歩くとずいぶん違った表情を見せるんですよ。

 

 

「現代にも生き続ける太子信仰」の名にふさわしく

太子ゆかりの社寺を回ったり神社

 

  

愛染堂                  清水寺

 

 

大坂冬の陣で徳川家康が陣を張り、夏の陣で真田信繁が・・・カブト

そんなゆかりの地を回ったり

 

  

安井神社               一心寺  存牟堂

 

 

戦後の雰囲気が残っている商店街から庚申堂、義太夫の墓所を回ったり日本酒

 

  

阪和商店街              庚申堂

 

 

四天王寺西門、石舞台、絵堂、番匠堂、守屋の祠などのご案内は毎年しています。

 

 

舞楽の説明に使っている本も年季が入ってきました。

4月22日は年により、暑かったり寒かったり・・・

最初の3年間は、雨が降って寒い日になり、清水寺でストーブにあたらせていただきました。

リュックの中の本に水が滲みてしまい

さらのうちからこの本はしわしわになりましたが・・・笑い泣きアセアセアセアセアセアセ

 

 

このコースのご案内も14年目に入り、毎回の出来事がいい思い出でになっています。ドキドキキラキラ

これからもぜひ続けていきたいと思っています。ニコニコ

 

 

ひとりでコツコツ書いていた時の記事が一番まとまっているので

今年の写真を加えて、加筆しました。

お越し頂いて有難うございました。お願い