一昨日は師匠が主催する「桃風童子」の25周年記念講演を聞きに行ってきました。
はじめておこなった郊外学習が楽しくって、「これからも続けたいね!」という話になった時
桃の花が美しく咲いていたので古代史サークル「桃風童子」という会の名を
考えたそうです。
「春の苑くれなゐにほふ桃の花 した照る道に出でたつをとめ」
大伴家持(萬葉集 4139)
こんなに長く会を続けられ
この日も100人以上の人々が集まれていたので
「師匠、あんなにのんびりしてはるから大丈夫なんかと思ってたわ」というと
「周りがしっかりしているから、大丈夫なんよ。
彼がおおらかやから、周りがいいいの」
と友人の返事、なるほど
桃の花の下に出で立った昔、乙女たちや、昔、紅顔の美少年たちが
今日も一所懸命にお世話をしてくださっていました。
毎月出された(最近は隔月)機関誌がずらっと並びます。
古代史に関するエッセイや紀行文
新聞報道や、現地調査のお話などを書いた情報コーナーもあります。
例会に出席できなくっても、私はこれを読むだけで楽しいです。
月一回されている例会では、近畿圏のみならず
青春18きっぷを使ったりして、遠くまでも出かけてはりますよ。
さて、肝心の講演会
若井敏明先生の「邪馬台国は九州にあった!」
国民的には大きな関心事ですが、宝探しのような感じにとらえられて
アカデミックに取り上げれてもらえなかったりするという声も聞きますが
日本古代国家成立史解明の素材として
中国史書、考古学の知見、国内史料の三つから
多くの資料を提示、解釈して下さいました。📚
何回か聞かせていただいているのですが
軽妙な語り口でお話くださるので、何回聞いても面白いわぁ~
代表が「邪馬台国は絶対に纏向」と思っておられる会の
記念講演が相対する考えの先生というのも、桃風童子のいい所かな?
会場があったあべのベルタ
昭和62年に阿倍野再開発事業の一環として、住宅、商業施設、公共施設が建てられ
華々しく開業したように思いますが
今は隣のキューズモール、アベノハルカスの繁盛ぶりに比べると寂しいわ~
昔よく行った鰻の双葉、趣のあった明治屋
店先の大なべからカレーのいい香りを発していたカレー・ダルニー
大好きだったユーゴー書店などを
懐かしく思い出しながら阿倍野筋を歩きました。
「高石ともや」か来るからと、友人と行った喫茶店は再開発される前の旭町でした。
今日のお土産は阿倍野筋に昔からある嶋屋のお芋さん
密がしみ込んだ大学芋です。
今日もお越し頂いて、有難うございました。