2月に入って2回、能勢街道を歩いてきました。
’23春の「大阪あそ歩」石橋コースの下見です。
阪急石橋阪大前駅、西口を出たところの商店街が能勢街道
東方向、大阪に向かって少し歩いて阪急宝塚線の踏切を渡ると
旧石橋村の高札場跡があります。
踏切の所で
京都と山陽地方を結んだ「西国街道」と
大阪と池田・能勢を結んだ「能勢街道」が交わり
古来から人々、物資の往来が多く栄えたところです。
線路わきに道標があります。
北が上の大阪府の地図では能勢は一番上に位置します。
故に大阪のてっぺんと呼ばれたりします。
能勢の名産物「三白三黒」は猪名川の水路やら
このあたりの街道を通って運ばれたんでしょうね。
三白とは米、寒天、高野豆腐、三黒とは栗、炭、黒牛です。
駅の方へ戻ります。
昭和の雰囲気たっぷりの商店街(能勢街道)には和菓子屋さんがいくつもあり
丁稚羊羹なども売っています。
オオサンショウウオが流れてくることがあるという箕面川を渡ります。
橋詰には詳しい散策案内
街道が色分けされていて歩きやすいですよ。
わかりやすい案内板がいっぱいあってホントに歩きやすいです。
176号線を渡り、バスターミナルを抜けて数分で小高い丘に到着。
6世紀前半ごろの横穴式前方後円墳二子塚古墳です。
被葬者は渡来人かと言われています。
墳頂にお稲荷さんが祀られていて
地元では稲荷山古墳とも呼ばれ親しまれていますよ。
さらに道なりに数分歩くと井口堂の道標があります。
「右ハ大坂道・南無阿弥陀仏・左ハ京道」
さらにちょっと西へ行くとお地蔵さん
有馬堂の道標には「右ハいけだみち・南無阿弥陀仏・左はありまみち」とあり
北政所(ねねさん)が有馬温泉に行くのに、ここを通ったと思われています。
「いけだみち」を進みます。
ここから約6分くらいで水月公園に着きました。
街中に突如現れる、大きくって素敵な公園です。
噴水のある大きな池の向こうには
蘇州市から贈られた東屋「斎芳亭」
6月、この東屋のまわりが花菖蒲に彩られる頃に
みんなで訪ねてみようと思っています。
梅、桜、菖蒲と季節のお花が楽しめます。
2月16日、梅はまだちらほらでしたが、今頃はだいぶん咲きそろったかな?
根元の水仙、健気です。
お越し頂いて有難うございました。