県をまたいでの移動ができるようになったので
一泊旅行に行ってきました。
コースのタイトルは「日本建国・ヤマト王権の真相を探る」
畝傍山、二上山に沈む夕日
ちょうど難波宮のレポートを提出したところで、難波宮ができる前の
5世紀ごろまでのヤマト王権と難波津・難波大道のことも調べたばっかりで・・・タイムリー
百舌鳥・古市古墳群と大和の史跡を訪ねてから、二日目にセスナ機🛩で
古墳群を空から見学という予定でしたが、あいにくの天候でフライトはキャンセルになってしまいました。
遠方から参加された方もあって、企画し、添乗された担当者はずいぶん気を使っておられました。
いい内容のコースだし、とっても優秀でお人柄もいい方なので気の毒・・・
お天気はどうしようもないですね・・・
一日目は
新大阪駅に12時45分集合
観光バスで堺の大山古墳へ
私たちは小さいときから、仁徳天皇陵と習ってきていますが、今は大山古墳とか大仙陵古墳とか
いいますね。
百舌鳥・古市古墳群は、2019年7月6日にアゼルバイジャンのバクーで行われた
第43回世界遺産委員会の会議で、世界文化遺産に登録されました。
大阪府堺市、藤井寺市、羽曳野市にまたがる45件49基の古墳群が含まれるそうです。
今日は5人づつ4つのグループに、それぞれ堺観光ボランティガイドさんについてもらって
拝所で仁徳天皇陵の全体について、そのあと10基以上ある陪塚のうちの三つと
周辺を案内してもらいました。
詳しく、わかりやすく、それぞれ資料などを使って丁寧な説明。
いいですね!!地元愛💛
竜佐山古墳
孫大夫山古墳
アオサギとカルガモ親子がお出迎えです。ここで生まれて育っているカルガモたちだそうです。
収塚古墳
それぞれの古墳の形から、作られた経緯、保存運動、現在の様子まで、とってもわかりやすい説明でした。
バスは竹内街道から大和へ
天理市にある天理教総本部、信者さんの宿泊所などをバスから見学して桜井市へ
纏向遺跡にある箸墓古墳を訪れました。
草いきれの道を歩いてこんもりした古墳へ
倭迹迹日百襲姫命卑弥呼(やまとととひももそひめのみこと)の墓とされていますが
魏志倭人伝の記述などから卑弥呼の墓か?ともいわれています。
古墳の拝所
大神神社へ
日本最古の神社といわれています。
御祭神の大物主大神がお山に鎮まっておられるというので
本殿は設けず、三ツ鳥居を通し三輪山を拝するという古来の神祀りをされています。
帰り際の写真ですが、夕日が鳥居や木々にあたって神々しいです。
夏越の祓、茅の輪をくぐって参拝します。
歴史に詳しい参加者の方とご一緒させていただき、奥の方の末社へ行ったり
神武東征の話から歴代の天皇のお話などを伺ったりしました。
夕刻になって神職も巫女さんもお帰りになる時間のようでしたが、
もう少し時間のゆとりがあれば、せっかくなので神職のお話も聞きたかったなぁ~と思いました。
今日のお宿は駅前の「ザ・橿原」
古いホテルでしたが、部屋もホールも大浴場もゆったりとしてリラックスできます。
珈琲を飲みながら
畝傍山の向こう、二上山に太陽が沈んでいく夕景を楽しみました。
なんか懐かしいような心にしみるような、素晴らしい夕焼けでした。
古代からず~っと続いている景色ですよね。
物部氏も見た、蘇我氏も見た、聖徳太子も万葉の歌人も見たんですよね。
室生で生まれた祖母も父も見たんですよね。