モスクワ2日目です。
機内で寝たのと、時差ボケと、興奮(これが一番の原因)で、5時半には目が覚めました^^
窓の外を見ると、まだ薄暗いです。
薄暗いけれど・・・・
クレムリンの赤い星が光ってる!!!!!!
???ルビーなのに光るの? 中に何か入っているの?
(後でガイドさんに聞いたのですが、はぐらかされましたww あれ?ルビーじゃないの?
ま、いっか~!!)
左の2つの星はヴァスクレンセンスキー門の金色の星です。手前(右)で赤く光っているのはメトロのマーク(笑)
左端にはワシリー寺院のてっぺんの金の玉ねぎです。
ホテルの窓からこの景色、嬉しい~。もうちょっと上の階だったら、もっと眺めがいいのでしょうね。
モスクワの朝を満喫しながら、まずはホテルのレストランにて朝食です。ガイドブックや旅行記でもよくとりあげられるゴージャスな朝食が待っています★お腹すいた~!!!
◆ゴージャスポイント1◆
レストランがゴージャス!
7時のオープンとほぼ同時に入ったので、ガラガラです。
セレブはもっとゆっくり朝食をとるのでしょうね。
残念なジャパニーズ庶民代表は喜び勇んで乗り込みましたよww
見上げると天井も美しい~!!
◆ゴージャスポイント2◆
ハープの生演奏を聴きながら朝食を食べられる!
鏡に映っているところを撮影。ちなみに写真に写っているウェイターの男の子はイケメンですw
◆ゴージャスポイント3◆
ビュッフェが豪華! とにかくいろんな種類がありました。
(でも、あくまで朝食なので、ボルシチとかビーフストロガノフなどはありません^^)
アップルデニッシュ・キャラメル味のクルミの入ったパン・チョコレートケーキ(形が可愛いので選びました^^)・ローストビーフ・スモークサーモン・マッシュルーム・ポテト・ソーセージ・トマト・オレンジジュース・コーヒー。
他にもいっぱいあったけれど、食べきれないと困るので諦めました。
キャラメル味のクルミの入ったパン、甘かったけれど美味しかった~!
そして、マッシュルームとトマトがめっちゃ美味しかった!!
キノコばんざい!!
・・・キノコと言えばこの人↓を思い出したり出さなかったり(どっちだよ)
あ、すいません。関係ない写真でした(笑)
そんなこんなでゴージャスな朝食を30分ほどでさっさと終わらせ、部屋に戻りました^^
・・・ってことで、クレムリン見学のお迎えまで2時間もあるので、朝の散歩に出かけました。
ホテルの北側の劇場通りからスタートしてモスクワ川にかかるボリショイ・モスクヴァレツキー橋までのコースにしました。
まずは、旧KGB:旧ソ連国家保安委員会 (KГБ:Комитет государственной безопасности)をルビャンカ通りを挟んで眺めてみました。
がぼん。修復中・・・。
モスクワは建築&修復ラッシュでした。冬は雪が多くて建設なんて出来ないから夏のうちに行うのでしょうね。
しかし、KGBってもっとこわ~い感じのビルかと思いましたが、普通。いたって普通。
いや、中にはすごい人達がウジャウジャいるのかもだけどww
続いて見えてきたのは、工業技術博物館。宇宙関係から原爆模型まであるそうです。
ビザンチン様式の素敵な建物の中には、すごい物が展示されているようです。
勿論、開館前なので外から眺めるだけでした(笑)
このまままっすぐモスクワ川に行きたかったのですが、役所関係の建物があるのか、途中で歩道が門で閉ざされていてまっすぐ進めず、少し迂回してモスクワ川を目指します。
かなり適当に進んでます^^
途中で見かけたバレエの看板↓ やっぱりロシアといえばバレエですよね!
奥は修復中のビルですが、カバー(?)がかわいい★
CTOПはストップ(STOP)と読みます。音は英語と同じですが、文字は全然違いますね。
奥にうっすら見えるのが芸術家アパート。右は地下道の入口です。
ウロウロ歩いて、ようやくモスクワ川に着きました。
ボリショイ・モスクヴァレツキー橋から東を見ています。右がクレムリン。
正面の金色の玉ねぎは救世主ハリストス(キリスト)聖堂(Храм Христа Спасителя)
高いビルがないので、見晴らしが良いです!
川沿いの道はクレムリンに行く時に車で通りました。クレムリンの周辺は一方通行が多いようで、すぐ近くなのに、ぐる~っと迂回してました^^;
芸術家アパート(Жилой дом на Котельнической набережной )
こちらは反対方向の芸術家アパート。スターリンクラシック様式といわれる作りです。
ニューヨークの摩天楼にコンプレックスを抱いていたスターリンがそれに負けないビル群を!ということで建設されたものです。モスクワには7つのビルがあり、“七姉妹”とか“スターリンのウェディングケーキ”などとも呼ばれているそうです。
この芸術家アパートにはバレリーナのガリーナ・ウラノワなども住んでいたそうです。
個人的には、7姉妹の中では一番美しいと思います。建物全体のフォルムが好き。
橋からはワシリー寺院やクレムリンもよく見えます。
昨日とは反対側から見ています。
ワシリー寺院は昨日見えていた青と白の玉ねぎは見えず、かわりに赤と白の縞々が見えます。
ちなみに日本では「玉ねぎ」の愛称で呼ばれることが多いのですが、実はロウソクの火をイメージしているそうです。また、この形は雪が積もりにくいとか・・・。本当の名前は「クーポラ」です。
ほぅ~。
しばらく橋からの景色を楽しんだあとは、赤の広場を抜けてホテルに帰ります。
途中、昨日は見忘れていたカザン聖母聖堂(КАЗАНСКИЙ СОБОР)を見ました。
ちょうど9時だったので、鐘の音が鳴り響いていました。
出入りは自由です。
こうして1時間半、散歩を楽しみました
1時間半・・・リクの散歩より長いじゃん。ごめんよ、リク
ホテルに戻り、ビタリーさんを待つ間、γはタバコタイム。ワテクシは写真撮影タイムです。
メトロポールの内装は大好きなアールヌーボ様式なので、テンションが上がりまくりです。
ロビー↓ここに座ってビタリーさんを待ちました^^
ダリアの花はいろいろな場所で見かけました。
↓インフォメーションデスクの横に飾られていたバラ
豪華~! 壁の大理石も美しいです。
そうこうするうちにビタリーさん登場。
クレムリン観光の簡単な説明のほか、午後のフリータイムのプランの相談にも乗ってくれました。
本当に親切です
ようやくクレムリンへ出発です
皆さん、疲れてませんか?最後のほうにはイケメンが出てくるので頑張って続きも読んで下さいねww
クレムリンの入口は2つ。私たちは入場時間の指定がある武器庫に近いボロツカヤ塔から入るそうです。
ボロツカヤ塔は入口が1つしかないので、朝から長蛇の列です。

長蛇の列ですが、アレクサンドロフ公園は緑が美しいので眺めているだけでも楽しいです。
もちろん美しい人々もじっくり眺めましたよ。当然です。
ナナカマドの実もまっ赤で美しい!
そんなこんなで30分ほど待ってから、いざ入場~!
まずは、バッグのファスナーをすべて開けて荷物検査
そして、武器庫の入場の時は大きめの荷物はNGなので預けます。
(私たちは小さ目のバッグだったのでそのままでOK!)
ようやく武器庫(Оружейная Палата)に入場~。武器庫のガイドもビタリーさんがしてくれます。
ちなみに、武器庫と言っても、武器だけではなく、歴代の皇帝が収集した王冠・宝石
・馬車
・服飾品
・調度品
などが展示されている博物館です
それはそれはすごい物ばかりですが・・・写真撮影は禁止です
(ネットで検索するとそれなりに画像が見られます^^)
ということで・・・
あはは。適当ですね^^
まぁ、とにかく凄かったです。
ビタリーさんの説明は、どのガイドブックにも載っていないような、時代背景や様式の見方など非常に丁寧でした。時々、笑えるエピソードも教えてくれてめっちゃ楽しかった!
「宝石沢山アリマ~ス。女性宝石大好きね~。キレイね~。緑~エメラルドが入っているのはトルコからの贈り物が多いです~。青~のトルコ石が入っているのはペルシアね~。」 へー!トルコ石(ターコイズ)がトルコじゃないのね。
「エカテリーナはドイツから来て頭いい人ね~。でも、貧しかったから細いねww(ウエストの細いドレスを指さして^^)」
「馬車~イギリス・ドイツ・フランスなどいろいろな国のものがあります~。でも、ロシアの道悪いね~。走るの大変~ww ロシアの悲劇は馬鹿と道路ね~ww」などなど。
1時間くらいかけてじっくり見学しました。
もう1つの宝庫、ダイヤモンド庫は行きませんでした
武器庫が終わったら聖堂を見て回ります。
ウスペンスキー大聖堂(Успенский Собор)
内部は写真撮影不可です。
ロシアの聖堂には椅子がないのが普通だそうです。ただし、このウスペンスキー聖堂には、イワン大帝の席がありました。また、観光客用なのか中央にも椅子があり、そこに座って内部のフレスコ画やイコンの説明を聞きました。キリストの生涯を描いたイコンや最後の審判を描いたフレスコ画などがありましたが、ヴァチカンとは全然違う雰囲気でした。ちなみに、イコンは作者の名前を記さない事が多いそうです。
↓イワン大帝の鐘楼(КОЛОКОЛЬНЯ ИВАНА ВЕЛИКОГО)
この十字架は八端十字架です。
十字架の上にあるのは、キリストの罪状が書かれた札。下の斜めは足台です。
キリストの生涯を描いたイコンでも磔の絵には、頭のところに罪状、足元には足台が描かれています。
ブラゴヴェシェンスキー大聖堂(Благовещенский собор)
9つの金色のクーポラ(玉ねぎの屋根)が美しいです。
ここの十字架は八端ではないですね~。微妙な違いの理由は分かりません・・・
パトリアルシー(総主教)宮殿(Патриарший Дворец)
十字架の細工がとっても綺麗です。クーポラの下の柱も色鮮やかで綺麗でした。
(逆光で写真では分かりにくいですね)
大統領府(Администрация президента)
内部見学はもちろんのこと、これ以上近寄ることもできません。
近寄ると警笛を吹かれるそうです。 写真の右下の人が吹くのかな?
「Нет!(No!)」とか怒られるのかな? さすがに空気がピリピリしているので、冗談でも近寄れません。
カメラを向けるのもドキドキでした
このあたりを見学していると、雨が降ってきました。
傘はホテルに置いて来てしまったので、少し急ぎ足で見学しました。
イワン大帝の鐘楼近くにある「鐘の皇帝」Царь–колокол
リレーフの彫刻作業の途中で火事になり、消火用水に冷やされて亀裂が入り、一部が欠けてしまったそうです。一度も鐘は鳴っていないのですね。
ちなみに、カップルで隠れていますが、かけらだけで11tもあるそうです。
皇帝シリーズでは「大砲の皇帝」もありますが、観光客がたくさんだったので写真は撮らず。。。
代わりに、兵器庫の前にある実戦で使った大砲を撮影しました。
祖国戦争の時にナポレオン率いるフランス軍から奪取したものだそうです。
実戦用なのに美しいです。でも、この大砲でたくさんの人が傷ついたのですね
「N」のマークの入っているのは、ナポレオンのものだそうです。
(写真では見難いですね。前列左から2本目です)
「これがナポレオンのか~」としげしげ眺めていましたが、ビタリーさんはナポレオンの話をする時は本当に嫌そうでした。大嫌いなのでしょうね。当たり前か~。
こうして大変見ごたえのあるクレムリン見学は終了~。
やや興奮しながら出口に向かうと、ビタリーさんが「シヨウさ~ん、衛兵、イケメンね。写真OKですよ~!」と何ともワテクシのツボを心得たガイドっぷりを発揮してくれましたw
では、イケメン衛兵さんをお楽しみ下さい。
左側の衛兵さん
右側の衛兵さん
真面目そうです。
ワテクシは左側の衛兵くんが好みです(聞いてない?)
ちなみにビタリーさんいわく、クレムリン連隊には、スラブ系の容姿(金髪、青い目、白い肌など)の人間しか採用しないらしいです。その他、身長や体重、視力、聴力なども重要だとか・・・。
#帰宅してからネットで調べたら更に厳しい条件で選ばれた青年たちのようです。
「ロシアNOW 」(ご興味のある方はクリックしてね)
ず~っとまっすぐ立って、写真を撮られまくってました。お疲れ様です。
更に、レストランへ向かおうと無名戦士の墓の前を歩いていると、ちょうど衛兵の交代式に遭遇しました。
ぉおお!格好いい!!!
ワテクシだけでなく、他の見学者もこぞってカメラを向けていましたから、写真を撮るのも必死ですww
いや~しかし、今回も長文ですね。
2日目の午後まで書ききれなかった~
というわけでここまで読んで下さった皆さん、有難うございました。
お気楽モスクワ旅行記3は、2日目初めてのメトロ~モスクワ川~雨のお散歩の予定です。
あとで衛兵の交代式の動画もUPします!!!