僕の頃は、大学に入るまではたいへんだけれども、
入学後は、受験勉強から解放され自由が待っていると
考えている人が多かったように思います。
この自由というのは好きな学問を自由に学べるといった意味とは
異なります。
遊べるといった意味です
僕は自由(遊び)を求めていました。
先生との出会いにより、気持ちを変えることができました。
そうでなければ、学問と向き合うことはほとんどなかったかもしれません。
受験生の数も多く、浪人生が多い時代でした。
有名大学に何名合格とか、有名講師の宣伝とかをして
予備校もかなりの生徒を集めたと思います。
「有名大学合格、卒業後よい就職先」といった考えは、
僕の頃からではありません。
もっと古い歴史があります。
僕の学生の頃は就職氷河期でしたから、
有名大学進学がいっそう求められたのかもしれません。
今は、大学全入時代と言われています。
進学率も上がっています。
学費も高いです。
僕らの頃とは違います。
「大学のレジャーランド化」とか「遊んでばかりの大学生」と言われた
時代ではありません。
遊んでばかりいると、単位を落とし、
卒業が難しくなるかもしれません。
大学は合格がゴールではなく、スタートです。
せっかく、進学したのですから、学問と向き合うことも大切だと考えます。
そして、将来どのような職業に就きたいか考え、企業研究をすべきです。
社会人になっても、終身雇用が当たり前の時代ではありません。
年を重ねてから、転職する人もいるでしょう。
公立に勤務している教師は転勤があります。
職場環境の変化にも対応しなくてはなりません。
先が読めない時代だということを実感しています。
どのような道を作ろうか、考えています。
不安もありますが、ワクワク感もあります。