元受験生で現在は先生をしている〇〇さんの話です。

 〇〇さんはスパーサボリガールでした(笑)。

 年度は違いますが、予備校で受講した先生が同じでした。

 〇〇さんは〇〇先生以外の授業はサボリまくっていたそうです。

 〇〇先生は、パフォーマンスを一切しない先生でした。

 真面目な話が中心でした。

 結構ためになりました。

 〇〇さんはかなりの予備校オタクです。

 夏期講習は一日で見切る(笑)。

 そして又別の先生、別の予備校と・・・

 典型的なダメ受験生でした。

 現役のときは、早稲田・慶応を受け不合格でした。

 浪人が決まり、大ファンの〇〇先生の授業だけは真面目に受講し、夏は予備校巡りでした。

 夏期講習のパンフレットを見て、この講座がいい・・・よく考えたら私この科目

 受験しない(笑)。でもいいか・・・

 僕が親なら許しません(笑)。

 夏期講習巡りで会った先生に、「過去問を10年分解けない人は受験生とはいえない」

 と言われ、心を入れ替えず(笑)、「私はそんなに解けません」と意見を述べ、

 「言うことを聞けない人は落ちます」と言われたそうです。

 そのとき、〇〇さん、合格を確信したそうです。
 
 「落ちる可能性が高いのではなく、落ちると断言した。つまり、未来のことがわかるわけ

 ないのに、この自信?私の勝ちだ」

 三校の過去問を三年しか解かず受験しました。

 結果、東大・早稲田・慶応に合格しました。

 現在、〇〇さんは、勤務大学と専門は違いますが、僕と同じく研究者です。

 予備校講師をしている僕がもし、こうした生徒に出あったらどうしましょう。

 全然困りません。

 〇〇さんは幼い頃から英才教育を受けてきているので、一般的な受験生とは

 違います。

 僕の授業は出なくなると思います。

 でも、いいんです。

 本人が合格してくれることが一番よいことなのですから。

 僕も研究の世界に入らなければこうした面白い先生と話せませんでした。

 恩師の世界史の先生のこともよくご存じです。

 受講していませんが、当時のパンフレットを持っているそうです。

 予備校業界は考えなかったのですかと質問したら、

「先生は、受験生のつまずきがわかるけど、私にはあまりわからないから。それに
 
 予備校好きじゃない」とおっしゃっていました。

はっきりとご意見をおっしゃってくださりありがたいです。

僕は大学も予備校も大好きですからね。


追伸・・・昔の予備校では、予備校オタクは珍しくありませんでした(笑)。