大学を卒業した方から質問を受けました。

「夢がない、就きたい職業もない、どうしたらいいんですか?」

同様の質問をたくさん受けてきました。

「夢は押し付けられるものではありません。就きたい職業がなければ、

できそうな職業を探してみてはどうでしょう」

よく、「私はもう〇〇才です。僕の同級生は〇〇(有名企業)で働いています」

といった愚痴を聞かされます。

タイムマシーンはありません。

過去に戻れません。

「同級生と競っていたのですか?」

「いいえ」

「なら関係ないでしょ」

上を見上げるときりがないし、下を見れば不安になるかもしれません。

でも、そもそも上も下もないのです。

結局は自分なのです。

夢を持っている人だって叶えられるのはひと握りです。

叶えられなかったとき、引きずるか、捨て去るかは個人によります。

東大出てもなかなか入れない大手企業で活躍している方も、

昔描いた夢が叶わず、悩んだ時期もあるとおっしゃっていました。

多くの人が叶えられないから夢なのです。

叶った時点で夢が現実に変わり、新たな夢が生まれます。

お風呂だって人によっての適温があるはずです。

熱過ぎれば水を入れます。つまり、適温にするのです。

「適温=できること」と考え、できる仕事を考えましょう。
 
僕だってたくさん悩みました。そして悩まず突き進んだこともあります。

悩むことと悩まないことは対立の関係にあるのではなく、共存しているように

思います。

悩むことで発見があったり、悩まないことで道が開けることがあるからです。