1、いじめ、自殺問題について

 いじめをやめることにも、勇気が必要です。なぜならもし、自分だけいじめをやめると、グループから今度は自分がいじめの標的にされるかもしれないからです。

 教師が介入するしかありません。いじめは絶対に許される行為ではないと教えることです。おそらく、深刻ないじめは、教師が一度注意した程度では治まらないでしょう。一度注意して終わりでは意味がありません。今後、いじめが行われないように生徒を見守るべきです。

 2、武道導入にもの申す

 いじめを根絶するために、武道導入が検討されています。武道の精神を教え、いじめを根絶するとお考えなのかもしれません。

 運動が苦手な生徒は体育の他に武道までしなければなりません。体育だけでも精一杯なのに疲労してしまいます。

 武道を習うと実践してみたくなる生徒も出るはずです。先生のいない所で力の弱い生徒に技を実践する可能性もあります。このことが、いじめにつながらないと言えるのでしょうか。

 武道導入で検討すべきは武道精神だけでは困ります。誰が教えるか、つまり、指導者選定に重点を置かなくてはなりません。そのことをきちんと考えるべきです。

 僕は、武道に対する批判はありません。しかし、いじめ根絶のために学校現場へ武道を持ち込むことについてはもっと考えるべきです。