パソコンを開くと、インターネットニュースの記事が目に飛びこんできました。福岡の中学校(いじめによる自殺があった中学)では、いじめが再発したそうです。学校は、今何をすべきかと考えました。今、学校が早急にすべきことは、学校内部で行われてきたこと、そして現状を明らかにすることです。批難は覚悟の上で、学校の現状を明らかにすべきです。自殺事件が起きて間もないのに、いじめ再発、この状況はどう考えても異常です。

 学校は、一人の生徒の未来を消してしまったことを認識しているはずです。

 

 多くの学校で命の大切さをテーマとした授業が頻繁に行われています。それは、とても大切なことです。しかし、学級崩壊となっている学校では、授業の前にクラスづくりをすることです。どんなよい授業をしようとしても、生徒が心を閉ざし、耳を傾けてくれなくては意味がありません。もう、成果主義に過剰反応している場合ではありません。いじめと向き合ってください。

 以前、政治家、教育再生委員のメンバーが福岡へ出向いたと報道されました。実態把握のために出向かれたのだと思います。東京へ戻って報告し対策を考えるのでしょう。

 学校でも、職員会議を何回もされていると思います。しかし、現場で苦しんでいるのは誰であるか考えれば、わかるはずです。生徒が苦しんでいます。生徒のそばにいるのは現場教員です。政治家や教育再生委員ではありません。わかっていると思いますが生徒のために、ご遺族のために現場の情報公開をすべきです。