ちょうど私が治療中で

ご飯を作れない期間中に

高3の息子は期末テストが始まった。


テスト中はお昼ごはんがいるけれど

その日は

前日のおでんと栗ご飯が残っていた。

だからお昼はそれでいいと思っていた。


すると母がめんどくさい事を言った。


「おでんと栗ご飯残ってるけど

 ◯◯くんはラーメンにする⁇」

→◯◯くんは私の息子。


息子は無類の麺好き。

麺と聞けば絶対そっちがいいと

言うに決まっている。


それはそれでいいのだが

せっかくおでんも栗ご飯も

残っているのに、わざわざ息子だけ

ラーメン作らなくて良くない?


しかも

私はラーメンの時はなるべく

たくさん野菜を入れて

栄養が偏らないようにしようと

思うのだが、母は

めんどくさがってあまり入れない。


みんながラーメンにする時でも

ひどい時には野菜を入れず麺のみ…


だから私はあまり母に

ラーメンを作ってほしくないのだ。



息子は案の定、

「ラーメン⁇」と反応したが

「でもおでんと栗ご飯あるんだよね?

 そしたらそれでもいいけど」

と言った。


それならそれでいいのに母は

「好きな物食べなさいよ〜」

と言った。


息子は

「じゃあ余ったおでんと栗ご飯は

 どうするの?」

と聞いた。


母は

「余ったらまた夜にでも食べるわ」


息子

「余るほどあるんでしょ?それなら

 俺もおでんと栗ご飯食べるわ」


「ラーメン好きなんだから

 好きなほうを食べなさいよ〜」


息子

「でも余ったらもったいないし

 ラーメンじゃなくていいよ」


こんな感じで会話が続いた。

内心私は

「ラーメンじゃなくていいって

 言ってるんだからそれでいいよね?

 なんで何回もおんなじ事を言う?」

とめんどくさいなぁと思っていた。


すると息子が

「おばぁ、おかず余ったら夜にでも

 食べるわとか言うけど

 食べなかったら捨てるやん!

 そんなの勿体ないから

 おかず食べるって言ってるのに

 なんでラーメン食べろって言うの?」

と怒り出した。


あーあ…めんどくさい事になったよ。



息子は優柔不断なのが大嫌い。

だから今回のような時は

「お昼はラーメン食べなよ〜」

とか

「おでんと栗ご飯にするね〜」

と、スパッと言ってやるほうが

いいのだ。


それをあーでもない。

こーでもない。と言うから

息子がイラっとする。



すると母もなぜか逆ギレして

「めんどくさい気難しい子だわ」

と言った。


それに対して私はめちゃくちゃ

腹が立ったので言ってやった。


「お母さんがめんどくさい事

 言うからでしょ⁈

 おかずもご飯もある時にわざわざ

 ラーメン食べる?とか聞かなくても

 いいんだよ!」


私からしたら聞く事も

聞くタイミングも間違えてると思う。


おかずもご飯もない時なら

ラーメンにしてやってもいいけどさ。

普段しょっちゅう

食べさせてるんだから…


それよりも優しくて

普段、母のことを気遣い

手伝いもする息子の事を

自分の感情だけで

「めんどくさい気難しい子」

と言った母を許せないわ。