父は土日の午前中、自分の趣味で出かける。

そしてお昼を回って帰ってくる。

毎回時間が違うし

私はそんな人のためにわざわざ

お昼ごはんは作りません。


チャーハンとか丼とかなら

作って置いといて

自分でチンして食べてって感じ。


何もないときは

インスタント麺とご飯など

適当に食べてもらう。

そのぐらい自分で作れよって思うし。


でも母は。

自分も父の文句言うくせに

私や息子が


「何時に帰ってくるかもわからないんだから

 自分でさせればいいよね」


などと言うと、いつもではないが

たまーに父をかばって


「そんな風に言わなくても…」とか言う。



私もそうだが息子も母のそういう

きまぐれな発言を聞くと

イラッとするみたいで


「自分だって、おじぃの文句言うくせに」

とか


「子供じゃないし、何時に帰ってくるか

 分からない人のご飯までしなくていいんじゃな いの?」


と言う。



ほんとその通り。


母だって、めんどくさい時は父に


「適当に食べて」


って言うくせに、

父をかばうような発言をするのは

だいたい私が

お昼ごはんを作るときだ。



それも正直うんざりする。


それなら自分の旦那なんだから

自分で作ってあげれば?と思うし。



そして昨日のお昼。


前日のチャーハンが残っていたので

父にはそれを食べてもらって

足りなければ他のものを食べればいいと

思っていた。


そもそも

やたら食欲旺盛な父。


人には腹八分が健康にはいい。


とか言うくせに

自分は腹いっぱい食べて

あとは部屋に引きこもって

TVをつけて、うたた寝…


お昼も高校生の息子より食べる。



案の定、

チャーハンだけでは足りないと思ったのか

インスタント麺も作りだした。



そして。


ピーピーピーピー……



なんの音だろ…


別の部屋にいた私が聞こえているのに


父も母も焦る様子はない。



「なんの音かなぁー?」と言いながら


父はのんきにごはんを食べ、


母はのんきに携帯をいじっている。



そんな2人を見てイラっとしたので

私が台所に行くと…


ガスの火がつきっぱなしで

それを知らせる警報音だった。


しかもガスの火は消えていたから

ガス漏れ状態。


ほんっとに危ないから

ちゃんと確認してよ!と言ったら

モゴモゴと言い訳する父。


知らん顔の母…



ほんとこういうところに

うんざりする。



こんな事態でも謝らない父。

どういう神経してるんだろうと思う。



実は母もよくガスの火を消し忘れる。

妹と同居していた時からで

私と同居を始めてからもすでに

数回消し忘れている。



私はたまらず

息子の部屋に行って愚痴ってしまった。


息子も


「マジで⁇

 おじぃもおばぁも何を考えてるんかな…

 ほんとに命に関わることなのに…」


とビックリしていた。


母も自分が何回も消し忘れているし

私が息子の部屋に行ったから

愚痴りにいったんだろうと察したみたいで

バツが悪そうな顔をしている。



ほんとにこういうところが似たもの夫婦。