ひどく寂れたお堂に 坊がひとり。
そこへ家庭不和に苦しむ米問屋が
助けを求めやって来た。
説法にいたく感動し 涙した米問屋は
お礼にお堂を 建て直しましょうと言う。
坊は言う
「このお堂は私の体と同じです。
共に朽ちて果てるもの。」
米問屋は
「ならば、この説法を紙に書いて残しましょう。何人かの人間をこちらに数日よこしますので、、、」
坊は言う
「言葉は 人の心に残るもの。
紙に残さずとも良いのです。」
米問屋は問う
「あなた様の生きた証を
そのお知恵を残したいとはおもわないのですか?」
坊はこたえる
「もう充分に残しましたよ。
今日もこうして あなたが訪ねて
受け取って下さった。
それですよ。
私の生きた証は すでにあなたの中に
ございます。」
と、いう
日本昔ばなし的、夢。
最近の夢が、シュールすぎる話。
↓目覚めてすぐ、夢を書き記すこと7年。