主人公(複数)が特殊なシチュエーションの下で無慈悲な極限状況を生きることを強いられる、ざっといってそんな物語。
鬼藤莫宏の『ぼくらの』も、それに分類される漫画だろう。

15人の少年少女が、ふとしたことから謎の男に「君達、ゲームやらない?」ともちかけられる。
ゲームとは、契約者となり全長500㍍の超巨大ロボットを駆使して、襲来する15体の敵を倒していくというもの。
彼らは軽い好奇心で契約するが、やがてとんでもないことに気づく。
契約者から選ばれたパイロットは、その一度きりの戦闘で死ぬということ。ロボットの動力源は操縦者の命だから――
さらに負ければ自分達が死ぬのは勿論、地球そのものが消滅するということ。
そしてこのゲームからおりることは絶対に不可能だということ。
勝っても負けても100%自分は死ぬという決定的な状況に直面して、少年達はどう生きたか。
かなり鬱になる物語だ。
この作品は数年前アニメ化もされてる。ただし原作を離れた後半のオリジナル展開があまりにも………な出来だったため、評判はよくない。
けれど、OPとEDの出来栄えは素晴らしくいい。
特にエンディングテーマは…個人的に〈神〉だと思う。
『Little Bird』
道しるべとなる
枝をくわえて
その足下に 落としてあげよう
向こう岸にいるあの子が
迷わぬように
あなたの瞳に 映るもの
それが全てだと 思わないで
まだ青すぎる実を拾いながら
笑う 横顔
その苦さを知っても
小さな
羽根が運ぶものは 輝いて
生まれて来ただけで完璧だと
飛び立つ 後ろ姿を
抱いた……