ダーリンちゃんと私②
私とダーリンちゃんはお酒が大好きだ。
「もし自分がアルコール中毒になっても、酒をやめろ、と絶対に言わないでほしいんだ」というダーリンちゃんの気持ちが分からなくもない。
つきあい始めて2カ月が経とうとしていたある日。
澄んだ夜空にはっきりと星がまたたく、寒い夜だった。
その日もいつものように私とダーリンちゃんはお酒を飲んでいた。
何気なく移した視線の先に、新しいカレンダーがかかっている。
ただなんとなくそれを手に取り、そしてやはりただなんとなくページを繰っていった。
11月までたどり着いたとき、ふと私とダーリンちゃんがつきあい始めた日が何曜日なのかが気になり、その日に視線を落とした。
「ねぇ、私たちのつきあい始めた日、今年は日曜日だってさ!!」そしてなんの他意もなく、「結婚式があげられるね!」と言った。
ダーリンちゃんはカレンダーをのぞき込み、「ほんとだ!できるね!」と言った。
結婚が決まってしまった。
しかも逆プロポーズという形で・・・・。
それでも嬉しかった。
何が嬉しかったのか。
それは今いる不安定な場所から逃げ出せる口実ができたことだったのかもしれない。
つづく
