「誕生日プレゼントは好きなの買いなよ」
とあなたは満足気に言った。
私は生活費の入った封筒を覗いてみる。
余裕なんてどこにもない。
私はあなたから誕生日プレゼントをもらいたかった。
ダイヤが欲しいなんて言わない。
レストランに連れてってとも言わない。
会社帰りにスーパーで「ぷっちんプリン」1個でもよかった。
途中の花屋で「バラ」を1本だけでもよかった。
いや、朝目覚めた瞬間に
「おめでとう」
の一言でもよかったのかもしれない。
一年にたった一度の特別な日を大切に思ってほしかった。
せつなくて、パートに行く途中に涙があふれた今日という日。