(by  Rush)




救急車を呼ぶ際、実際的なやりとりに入った時その場で先ず、えっ?ってなるのは多分、自分の現在地というか、目撃しているコトが起こったその所在、具体的な現場の住所を当然に、でもこちらの普段の生活の中においては突然に、しかも通報するからにはの大前提として、淡々と事務的に訊かれる問いに、これもまた当然に速やかに応えなければならない空気感というか、普段自分に馴染みの無い住所を正式に先方に伝えることを当たり前に求められることだと俺は思うが、この時点でそのことを幸運にも俺は知っていた。過去の何度かの失敗と反省の上で。ナチュラルな学習によって。


商品のシオリを手に、スムーズに救急車は呼べた。


次は道路の導線の確保だろう。



俺は道路を占拠する白タクの群れに向かって走った。






つづく