皆さん、こんにちは!YouTubeチャンネル「レオファン大学」を運営しています。

YouTubeチャンネル「レオファン大学」をこれまで運営してきて実感したことは「YouTubeは本当に難しい」この一言に尽きます。でも、動画に撮影・編集に慣れ、徐々に登録者数、総再生時間、および視聴回数が伸びて成果が見えてくると、YouTubeが本当に楽しくなります。そうです。YouTubeは楽しいのです。

開設45日目時点で登録者数32人でしたが、開設57日目時点で登録者数63人にまで増えました。動画本数が50本を超えた辺りから、徐々に手ごたえを感じ始めています。

視聴するだけの立場から、チャンネルを運営する立場になってことで、YouTubeの見方はガラリと変わりました。

一方で、動画数を1日1本以上のペースで投稿し続けた結果、編集スキルは多少向上しましたし、本やインターネットの情報を読むことで動画に関する多少の経験や知識を身に付けられたことは大きな糧になっています。

この記事は、これからYouTubeチャンネルの開設を検討中の方、チャンネルを開設してまだ日が浅い方に向けて、同じくまだチャンネル開設から日が浅い私自身の経験をお伝えすることで、何らかの参考になれば、と考えて書かれています。

また、こちらのYouTube動画では、本記事のエッセンスをコンパクトに解説しています。



よく「目にみえる成果が表れるのは、動画投稿本数が100本を越えてから」というお話しを目にします。

成功しているYouTuberの方々は概ね「最低でも動画を100本投稿すべし」とアドバイスしています。100本の動画を投稿することで、編集スキルが磨かれること、人気動画と不人気動画の傾向も分かってくること、そして動画本数が多いと総再生時間が増加し他のチャンネルに関連動画として表示されやすくなること、などをメリットとして挙げています。

しかし、投稿動画数50本の成果に言及しているYouTuberはそれほど多くはありません。そこでチャンネル開設を検討中の方や開設してから日が浅い方への参考にして頂くこととともに、私自身の備忘録も兼ねて、投稿動画数50本を達成したことに伴う成果について書き記すことにしました。

一定の本数の動画を投稿したのに成果が出ないと悩んでいる方に、是非諦めずに動画投稿を続けて頂きたいとの思いが、この記事の執筆の原動力になっています。当チャンネルの理念は「視聴者の疑問を解決し、持続可能な社会づくりに貢献する」です。

成果が出ずに悩んでいるYouTuberの皆様に、私の取り組みをご紹介することで、皆様の課題解決に少しでもお役に立つことを臨んでいます。そのことがまさに、「持続可能な社会作り」につながると考えています。

私のチャンネル自身、さらなる努力を重ねる必要があります。これからさらにYouTubeや動画について勉強・研究を重ね、視聴者が求める動画を配信し、持続可能な社会づくりにつなげたいと考えています。それが結果として、登録者数、総再生時間、視聴回数の増加につながると確信しています。


50本投稿までの経緯と2020年5月10日現在の状況


2020年3月15日に、YouTubeチャンネル「レオファン大学」(開設当初は「大塚良治の鉄道ビジネス最前線」)を開設し、2020年4月28日に「京成スカイライナー青砥停車・空港第2ビルまでの車内の様子」で投稿動画数が50本に到達しました(実際には、削除した動画が何本かあるため、投稿動画数は51本以上です)。

この時点のチャンネル登録者数は32人、総再生時間は5,486分、視聴回数は1,987回でした。 44日で登録者数32人ですから、1日約0.7人のペースで登録者数を増やしてきたことになります。

その後、「Zoomセミナー」(前半)(後半)などを公開した辺りから、登録者数、総再生時間、および視聴回数が大幅に増加しました。

2020年5月10日現在で、チャンネル登録者数は63人、総再生時間は10,042分、視聴回数は3,009回でした。 2020年4月28日までの1日当たりの登録者数増加数約0.7人から、4月28日からの12日間で登録者数はほぼ倍増し、1日当たりの登録者数増加ペースは2.5人で推移しています

収益化の条件は、1年間の登録者数1,000人以上、総再生時間4,000時間以上を満たすことです。まだまだ、遙かに遠い道のりです。

登録者数、総再生時間、および視聴回数の増加のためには、話題性があり、質が高い動画をアップし続けることの重要性を再認識しています。

自己紹介とYouTubeチャンネルの開設のきっかけ


鉄道経営を研究し、これまで著書『通勤ライナーはなぜ乗客にも鉄道会社にも得なのか』(東京堂出版、2013年)や論文、マスメディアへの寄稿を続けてきましたが、周囲の複数の方から動画での情報発信を求める声がいくつも寄せられるようになりました。

それでも、動画制作の経験はなくこれまで周囲の声を聞き流していたのですが、2020年度から新勤務先へ異動することとなり、心機一転新しい事業に取り組む意味でYouTubeを始めました。

動画撮影・動画編集のための設備投資


はじめはスマートフォンで動画を撮影し、編集をほとんどせずに投稿していましたが、後に手持ちのNikon D5300に動画撮影機能があることを知り、一眼レフカメラでの撮影に切り替えました。

自宅の一室をスタジオにするために、三脚約5,000円、書類などを置くテーブル約3,000円、スタンド照明2台セット約6,000円を購入しました。そして、撮影した動画にテロップを入れるための編集ソフト「Videopad 動画編集ソフト マスター版」定価13,799円を割引キャンペーンで約9,000円で購入し、締めて約23,000円ほどを初期投資に費やしました。

さらに、「税理士YouTuberチャンネル!! / ヒロ税理士」さんのように大型モニターを見せながら解説するプレゼン型動画を実現するため、デスク約15,000円、チェア約4,000円、27インチモニター約20,000円を合計約39,000円を追加投資し、累計投資額として約62,000円を投じました。

また、初期投資はかかっていませんが、ひかり回線を新たに契約しています。

YouTubeに本気で取り組む意味でも、このくらいの出費は本来必要と思います。しっかりとした動画を作ることによって固定ファンの増加が間違いなく期待できます

ただし、「いまお金がないけど、YouTubeに興味がある」と言う方も多いと思います。そうした方は、まずはスマートフォンで撮影し、投稿するだけでもOKです。参入する時間が後になるほど、競争が激しくなり、収益化のハードルもどんどん高くなります。いつやるのですか?「今でしょ!」(笑)

投稿動画のジャンル・テーマ設定と投稿


自分の得意分野(ジャンル)の動画を投稿することが基本で、自分投稿するのと同じジャンルの他チャンネルの動画を見て、研究することが大切です。エンタメ系はすでに先行者が多くのファンを獲得するなど新規参入者が登録者数を伸ばすのは至難のわざと言われているようです。

私は鉄道を中心に、プロ野球や観光に関する動画を投稿しています。動画の形態はスタジオ収録の解説・授業動画と現場に出向く取材動画、および両者を組み合わせた動画を投稿しています。

ちなみに、所沢移転時からの西武ライオンズファンであることからチャンネル名を「レオファン大学」とし、途中からスタジオ収録時は原則として、ライオンズのユニフォームを着用して収録に臨んでいます埼玉西武ライオンズファンが運営しているチャンネルというわかりやすいイメージを浸透させることを狙っています。

なお、大学で授業を担当している関係で、昨今のコロナ禍に対応するため、オンライン授業をYouTubeにアップ(一部限定公開)しています。限定公開記事の再生時間および視聴回数は、収益化の審査対象から外されます。収益化審査では、あくまで公開動画が対象となります。

SNS・ブログを活用したPR


動画のアップロードが完了した時点で直ちに、Facebook(FB)、Twitter、アメブロで動画URLを拡散しています。2020年5月10日現在、YT Studioのチャンネル アナリティクスの「リーチ」を見ると、「外部」が約40%、「YouTube検索」が約20%、そして「チャンネルページ」が約15%をそれぞれ占めています。

その中でも、「外部」の内訳は「Facebook」が約35%、「鉄道コム」が約15%、「Twitter」が約3%、「アメブロ」が1%未満という結果となっています。FBの友達数が3,700人余りいますので一定の割合でFB友達に視聴して頂いていることがわかります。

ただし、FBとYouTubeではユーザーの特性や嗜好が大きく異なっているため、FBでPRしても爆発的にYouTubeのチャンネル登録者数や再生回数を増やすことはそれほど期待できない、というのがこれまでの実感です。

FBでYouTube動画のURLをシェアしていますが、ほとんどの方はクリックせずに流しているのが現状です。これは私に限らず、FBアカウントを持つYouTuber全体に当てはまることだと思います。ただし、一定の割合で視聴してくださるFB友達がいますので、必ずFBで動画のURLをシェアするようにしています。

チャンネル発展に向けた勉強・研究―参考にした書籍・動画・記事


開設当初はチャンネル登録者数も10人台後半で伸び悩み、再生回数も多くが1桁という状況が続きました。状況の改善を図るべく、他のYouTuberのセミナー動画や、ブログ記事、動画のノウハウが書かれた書籍で勉強しました。

まず最初に参考にしたのは、酒井祥正さんの「動画集客チャンネル」です。100本の動画をアップしてようやく登録者数増加が期待できること、概要欄の記入を充実させることの重要性、顔出しすることで再生回数がアップすること、などチャンネルを成長させるためのノウハウを惜しみなく動画で公開しています。酒井さんの動画はどれも、お金を払って聴講する価値がある内容で非常にクオリティーが高いです。登録者数や再生時間、再生回数が伸びないとお悩みの初心者YouTuberは、是非視聴することをオススメします。

次に、マスザワ内閣さんの「1年で登録者5万人を獲得した東大卒YouTuberが教えるYouTube攻略法の全て【完全無料】」が参考になりました。このブログ記事では、東大法学部卒YouTuberのマスザワ内閣さんが2018年10月にYouTubeチャンネルを開設し1年間でチャンネル登録者5.3万人、最高再生回数150万回、動画作成数600本という驚異的な実績を達成したノウハウが余すことなく解説されています。テーマ設定や企画の考え方、動画撮影・編集の基本、チャンネルのPR方法(SNSの活用やサムネイルの重要性)、PDCAサイクルによる改善、参考になるYouTubeチャンネルや書籍などが紹介され、何度も読み返しています。

マスザワ内閣さんのブログ記事で紹介されていた「税理士YouTuberチャンネル!! / ヒロ税理士」では、解説動画の撮影スタイルが参考になりました。私自身、会計学を勉強してきましたので、ヒロ税理士さんの解説動画も関心をもって視聴しています。

そして、これもマスザワ内閣さんのブログ記事で紹介されていた明石ガクト著『動画2.0 VISUAL STORYTELLING (NewsPicks Book)』(幻冬舎、2018年)を購読しました。テレビと違い、一瞬で視聴するかが判断される動画では最初の3秒が勝負になること、動画の重要性がこれからますます高まることを強調しています。マスザワ内閣さんもブログ記事の中で、「特にスマホネイティブの世代にとっては情報がいかに詰め込まれているかを重視する傾向が強く、この潮流は戻ることがないでしょう。そのためYouTubeの出演者が意識しなければいけないのはこれは映像ではなく動画を撮っているのだということ、そして情報を凝縮して時間の濃度を濃くするということなのです。」と解説されています。

YouTubeチャンネルを運営して得た気づき、これからの計画・目標

YouTubeチャンネルを運営して得た気づきは、「視聴者が求める動画を配信することこそ、チャンネル発展の唯一かつ最良の道」ということです。

「視聴者の疑問を解決し、持続可能な社会づくりに貢献する」するという当チャンネルのミッションを果たしていきたいと思っています。

チャンネルの登録者数、総再生時間、視聴回数という数字(の増加)は、視聴者からの感謝や共感の結果です。たとえば、「登録者1万人を獲得して、YouTuber専業になる」という考えで始めると、行き詰まることが多そうです。

視聴者が求める動画を作った結果として、チャンネルの登録者数、総再生時間、視聴回数は増加していきます。

「人々の役に立つ商品やサービスだからこそ、対価として利益を頂ける」ことを忘れずに、これからも視聴者が疑問に思っていることや欲していることを的確にくみ取り、視聴者の悩みや疑問を解決する動画を配信していきます。

それでも「視聴者の疑問を解決し、持続可能な地域づくりに貢献する」という思いを達成するには、1人でも多くの視聴者に届くことが重要であることも確かです。まずは、登録者数100人を目指して、視聴者のニーズに適う動画を投稿し続けていきます。100人を超えたら、1,000人を目標に活動を継続していきます。

結び―続けることが一番難しい。続けるコツは、動画投稿を楽しみながらルーチン化すること


多くの初心者YouTuberは、チャンネル開設当初はチャンネル登録者数も再生回数も1桁台が続くことも多く、心が折れてしまいそうになります。登録者数、総再生時間、および視聴回数を増やす最良の方法が知りたくなりますね。

しかし、「学問に王道なし」と言われるとおり、YouTubeにも王道はありません。ただ、一つだけ言えるのは、「継続は力なり」です。続けることが一番難しく、これまで多くのYouTuberが登録者数100人を達成する前に、撤退しています。でも、諦めずに続けた人だけが成果を上げられるのです。「諦めたら、そこでゲームは終了」です。

「大切なのは動画投稿を楽しみながらルーチン化すること」これに尽きると思っています。

チャンネルを運営することで新たなメリットも生まれました。作成した動画を他でプレゼンテーションする際に活用できたことです。まさに「作成した動画は自分の作品であり、財産」です。

これからも視聴者の期待に応える動画を作り、ともに楽しいYouTubeライフを楽しみましょう!長文を最後までお読み頂きまして、誠にありがとうございました!