6月の終わりごろ、小学校4年生の長男が「膝と踵が痛い」と訴え、通院することになりました。診断の結果は、「オーバートレーニング」。そして「成長痛」とも。

この成長痛 骨端症とも言い、踵では小学2~5年生、膝では小学校高学年~中学生で起こりやすい症状で、成長しつつある骨の関節近くの軟骨が、骨の成長に追いつかない筋肉に引っ張られる事で、刺激されて痛むのだといいます。医師からの指導は1週間スポーツ禁止。ちょうど1週間後に公式戦を控えていましたが、勇気をもって練習を休むことにしました。そして1週間たっても痛みがひかなければ欠場させることにしました。

結果、激痛はおさまり出場可能に。「休むことも一つの練習」でした。そして練習を休んだ1週間、そして公式戦期間中に大きな役割を果たしたモノがありました。サポーターとアイシング用品です。コーチや、上級生のご父兄の方にいろいろとお話を伺ったところ、「成長痛はこの年代にはつきものの症状で、数か月~1年ぐらいつきあっていかなければならない。重症でないかぎりスポーツを完全に休むことはしなくてもよい。ただ、ケアを欠かさないことが大事」とのことでした。練習前のストレッチ、練習中のサポーター装着、練習後のアイシング、これらを欠かさないことにより、痛みと負担が軽減。無理なく練習や試合、合宿に臨むことができました。歩みをとめることなく。

非常に強引で力技的な例えかもしれませんが、現在の北九州FC、NW北九州は、Jクラブ、Jチームへの「成長途中」段階、現状の痛みはまさに成長痛なのだと、なかば本気で思っております。この痛みと付き合いながら歩みを止めることなく強豪チームへと成長していく。そのために力になるのが、こちらもやはり「サポーター」。バックスタンドで声を出す人々、暑い中観客席に足を運び声援と祈りを送り続ける人々、市外・県外から応援する人々、個人ボランティアとしてビラを配る方もいらっしゃいますね。そして裏方でサポートするボランティアスタッフ、さらにスポンサーの存在(昨日、あのような敗北を味わったにもかかわらず、良いなあと思えるシーンに出会えました。ユニフォームスポンサーZENRINの社員の方々が新しい横断幕をひっさげて応援に駆けつけておられました<写真>)。





またNHK北九州放送局、JCOM北九州、朝日新聞、毎日新聞、読売新聞、西日本新聞など地元マスコミのサポートも大きな力ですね。


まだまだ数は少ないかもしれないけれど、クラブ、チームの成長を見守り、ともに闘うサポーターがいる。ですから、選手、監督、コーチ、クラブ、スタッフのみなさんは、ぜひ勇気をもってこの難局を乗り切ってほしいと思います。リーグもしばらく中断。この期間を大切にひとまずクールダウンして再強化を図っていただきたい。そして今週から始まる天皇杯予選。こちらもぜひ本気モードでぶつかり良い結果を出してほしいと思います。とにかく前を向いて。日々、成長あるのみ。チーム北九州。一丸となって進もう!一体感をもって。

(追伸)

話は戻って、長男。昨日は待望の♯10ユニフォームデビューでございました。試合は非常に残念な結果に終わりましたが、あえて森本選手めがけて入魂式(サイン入れ)を敢行。普通なら空気を読みそっと退散するのが礼儀なのかもしれませんが、「負けた時こそ、応援するぞ! の気持ちを伝えよう」と、家族全員の意見が一致。勇気をもってユニへのサイン入れをお願いしました。あのようなタイミングでこころよくサインしてくれた森本選手、ありがとうございました。息子も昨日の悔しさをバネに応援の熱をあげることでしょう。また、自分のサッカーもがんばるはず。

(追伸その2)

昨日、観戦中に次男が暑さにやられてしまいました。ジョージ魂フラッグの制作プロデューサーであるWさんがアイシングタオルを貸してくださり事なきを得ました。Wさん、本当にありがとうございました。来年の夏はナイターがいいなあ。熱中症回避のみならず、週末はとかく試合や練習が入りやすいサッカー少年たちも観に来れると思います。



最後に。長い例え話におつきあいいただき、ありがとうございました。