人との会話の中でよく、「出身はどちらですか?」という話になる事がある。

生まれた場所と育った場所が同じ場合は答えるのに迷う事は無いと思うが、
自分はそうでは無い為、戸惑う事が多い。

 

一説によると、出身地の定義は「生まれてから中学卒業までの間、最も長く住んでいた場所」

になるらしいのだが、全国民がそのような前提の下で会話をしている訳では無いと思う。
逆に、あまり使われないが、出生地となるとこれは1つに特定される。
人が生まれた場所に複数候補がある事は有り得ないはずだからだ。

 

自分の場合、出生地は香川県だったが、それは母親の実家付近が香川県だったという話で、

当時ウチの家族が住んでいたのは大阪府であり、
その後、東京都を経て神奈川県に引っ越してきたのが4歳の時だったので、
「出身はどちらですか?」という問いには「神奈川県です」と答える事が多い。

 

出身地というとなんとなく、高校卒業くらいまでを過ごした場所というイメージがあり、
勝手ながらそのように感じている人は多いのではないかと思う。

 

なので、自分が仮に出身が「香川県です」とか「大阪府です」とか答えると、
「ああ、この人は高校卒業くらいまでをそこで過ごしていたが、進学か就職を機に

上京した人なんだな」と思われがちであり、実際そういう事が何度かあったので、

誤解されるのもイチイチ説明するのも面倒なので、端的にかつ正確に伝えるのならば、

「生まれは香川県ですが、主に育った場所は神奈川県です」と答える事にしている。

 

だから何なんだって話なのだが。