先週、フジテレビでとんねるずのみなさんのおかげでしたの30周年記念特番をやっていた。
(レギュラー放送が始まったのは29年前なので、30周年ではないのだが、
レギュラー放送の基になる単発番組が始まったのが30年前なので、

それを受けての30周年という事らしい。
来年まで待てなかったのは、よく噂される視聴率低迷による放送打ち切りを

懸念していたからなのだろうか。)

 

その中で、石橋貴明が演じた保毛尾田保毛男という往年のコントキャラが問題視されている。
同性愛者をバカにしているとのクレームを受けたようだった。
社会的マイノリティとされるLGBTを広く受け入れようとする現代の風潮において、
そのような事態になってしまうのは致し方無しか。

 

自分は小学生だった当時、とんねるずのコントを楽しんで見ていたので、
単純にコントキャラとして懐かしく感じられたが、そうもいかないようだ。

 

「数多くいるオネエ芸能人は良くて、保毛尾田保毛男は何故ダメなのか?」
という点については、
・ホモという表現は同性愛者の男性を侮蔑する言い方である
・石橋貴明自身は同性愛者ではなく異性愛者である
事が原因らしい。

 

まあ自分の主観で言わせてもらえば、
絵的に見苦しい化粧や衣装をまとい、気持ちの悪い振る舞いをするオネエ芸能人達の方が

見ていて余程不愉快になるものだが。

 

そもそもあの人達は、「普通じゃないと思われるのは嫌だ」と言いながら、
「自分の事を受け入れて欲しい」という願望や、「自分はこうありたい、このように

満たされたい」という願望が人一倍強いのもまた面倒くさいと思う。

 

あと、共演していたビートたけしの鬼瓦権造は、もっと地味で上下揃いの色をした

作業着だったような気がするが、今回はカラフルで派手な衣装を着ていて、

志村けんの変なおじさんのようになっていた。
リアリティを排除した方がクレームの対象になりにくいからなのだろうか。
まあ、「ドカタ」なんて言おうものなら大変な事になりそうなものだが。