AEDの使用方法を学ぶ | ~ファインダー越しの365日~

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新潟県三条市で運営を行っている社会福祉法人しただの事業所での日常や働く職員の声をお届けするブログです

Automated External Defibrillatorを略してAED。

正式名称は、自動体外式除細動器。

 

ご存知の方も多いのではないでしょうか。

 

いっぷくに設置してあるAEDは、このタイプ。

 

昨今、様々な公共施設でも見かけるようになり

AEDを使用したことで一命を取り留めた…といった

ニュースも見聞きすることが増えました。

 

今回、三条市消防署下田分署の方をお招きし、

2日に分けAEDの使用方法を学びました。

 

職種関係なく行う集合研修も久しぶりです。

 

ようやく、集合研修ができるまでに戻ってきた日常。

当たり前が当たり前であることに感謝です。

 

まずは、下田分署の方による心肺蘇生法の指導からスタート。

 

職種関係なく参加の研修と書きましたが

外国からの留学生、今年入職した一年生、

ベテラン職員に看護職も。もちろん、施設長も参加します。

 

次にAEDの使用方法を学びます。

 

AEDだけでなく、心肺蘇生法の時に

必要となるかもしれない剃刀なども収納されています。

 

ここからは心肺蘇生・AEDの手順を行いました。

教えていただた内容で実際にやってみます。

 

1.安全を確認

誰かが突然倒れた、倒れているのを発見した。

周囲の安全を確認します。

自分自身の安全を確保することが最優先。

 

2.反応を確認

大声で呼びかける、肩をたたく。

 

3.助けを呼ぶ

・119番通報してください!!

・AEDを持ってきてください!!

 

4.呼吸の確認

・普段通りの呼吸をしているかを10秒以内で確認

・目視で胸腹部の動きをみる

 

5.心肺蘇生(胸骨圧迫)

・約5㎝沈むまで

・100~120回/分のテンポ

・胸の真ん中を圧迫

・救急隊に引き継ぐまで続けます

 

6.AEDが到着したら

 

電源を入れる

 

パッドをはる

 

ショックボタンを押す。

 

この時に感電しないように触らないこと、

倒れている人から離れるよう周りに伝える必要があります。

 

人工呼吸を行う場合も教わりました。

 

ただし、今回は全員がマスク着用の中での研修であったことから

方法を教えてもらい、なるべく近い形での実践としました。

 

人工呼吸をした後は再び、胸骨圧迫30回を繰り返します。

 

経験したことのある方はわかると思いますが、

胸骨圧迫…体力勝負です。

 

この実践だけは本当に避けたい…というのが私個人の本音。

ただ、AEDを使用し助かる命があるのなら、選択肢は一つ。

 

全国平均、約9分⏱

現場に救急車が到着するまでの時間だそうです救急車

 

9分の間に私たちができることを改めて学びました。

 

今回ご協力いただきました三条市消防署下田分署の皆さん、

ありがとうございました。