『バックステッチのやり方1』では、バックステッチの基本的なやり方だけを説明しました
今回は、小さなワンポイント刺繍に使えるように、もう少し細かくきれいに刺す練習をしましょう
もう一度、布に線を描きます。
糸は2本にしましょう。前回より細い針を選んで下さいね。
端は玉結びです。
布を縦に持ちます。
一目の長さは約2㎜にします。
基本的には、「糸の本数と一目の長さ(ミリ数)を同じにする」と覚えておくといいでしょう。
まず、線の端から2㎜のところから針を出します。線の真上です。
糸を全部引いて、
線の一番端に針を入れます。
糸を全部引きましょう。
何度も言いますが、ここが「本返し縫い」と違うところです!
最初の針穴の2㎜先の線上から針を出します。
糸を全部引き、
最初の針穴から針を入れて、
糸を全部引きましょう。
これを何度も繰り返し、端から1㎝ぐらい手前まで進みます。
このあたりで、「あと何目で終わらせるか」を考えましょう。
(残りの長さが『一目の長さの5倍ぐらい』のところまできたら、一旦止まって考えます)
4目で終われるか、5目にする方がいいか?
残りの線の長さを見て概ね均等になるように頭の中で割り振りをします。
割り振りを決めたら、一番端まで線の上を刺していき、
手前の針穴に戻って刺し終わります。
刺し終わりがうまく合うように早めに意識しておくと、最後まで目の長さが安定します。
裏は玉留めです。
表に返して出来上がりを確認しましょう。
上が4本取り、下が2本取りのバックステッチです。
太さと厚みが違うのがよくわかります。
布の色と糸の色の兼ね合いや、布の質感などによって、糸の本数と目の長さを調整しましょうね
いろいろ試してみて、あなたの好みの感じをつかんでください
刺繍作家・刺繍講師
ミハル
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