私は、小学校六年の時にプールに飛び込み首の骨を折り、頸椎損傷になり、以後両手両足、体幹などに障害を持ち、車いすでの生活を数十年送っている。
だからといって、両親や兄弟と暮らしているわけではなく、二十四時間の介助を受けながら、ひとり暮らしをずっと続けている。
私の所に入っているへルパーは、たぶん、「世間一般」の社会では通用しない人たちだと感じている。
とくに、その中でも、最低だと思うのは、私のパートナーで、ヘルパーとして昼間私の家に着ている最低の男である。
彼は、職を転々としてきていて、もともと彼ということもあり、ヘルパーの資格を取らせ、私のヘルパーとして登録させた。私以外の人のヘルパーとしては働いたことがなく、一日何もせず、休みが少ないと文句ばかりを言い、「身体がだるい」とか「頭が痛い」等という言葉ばかりいい、私が「冷凍庫の霜取りをして欲しい」といえば、「中に入っているものはどうするんだーーーーー。こんなのは、霜が付いているとは言わない」と言い、結局何もやらずに、パッドでネットサーフィンやゲーム、それから、頼みもしない、はめることが出来ないような手袋を毛糸で編む詐欺用に一日明け暮れている。
車いすで親兄弟を頼ることができない物にとっては、誰か一人は特別な関係の人がいないとひとり暮らしは成り立たないと私は感じている。そんなことはないと言える障害者は、多かれ少なかれ、何かあれば、自分の身内が、駆けつけてくれる心理的、物理的距離感にいる人たちである。私には、そんな温かい心持ちの身内はいない。となれれば、私からすれば、パワーハラスメントを働いているとしか思えない好意をしているパートナーでもヘルパーとは名ばかりではあるが、いなければ生活が成り立たない。
心の中では、一日中椅子に座り、昼ご飯も、他の女性経るぱー゛作ったものをただレンジで温めることをしただけで、あたかもすごいヘルパーとしての仕事をしたかのように偉そうにふんぞり返っている私のパートナーに対して、「おまえなんか、私が車いすじゃなかったら絶対に付き合っていない最低男だ。何様のつもりだーーーーー」と思いながらも、何も言えない自分がいる。そして、最悪なのは、いい気になって、「俺がいなくなれば、誰も昼間長時間は言ってくれるヘルパーがいないんだから、俺は何をやってもいいんだ」とあぐらをかいている最低男に何もしていないのに、ヘルパーとしての大金が支払われていることである。
誰か、助けて欲しい。
私は、本当は、今付き合っている怠け者で、へりくつばかり言って、寄生虫のように働かずお金だけは楽して取っていき、一日の家でただ座っているだけで、休んでばかりいるにもかかわらず、ただ毎日私の家にきていると言うだけで、休みがない、固まった休みをくれと自分のわがままが通るまでふてくされ、不機嫌なままで話さないでいる男と、いい加減離れても、不安なく生活できるヘルパーシステムが欲しい。
私は、私のパートナーが育った環境があまりにもいろんな意味で貧しいのだとは思う。が、そんな人間と出会い、名ばかりのヘルパーとしていてもらわなければならない私は、本当にやり場のない気持ちで一杯である。障害を持ち生きていくということは、この世の中で「通用しない」ような私のパートナーのような最低男のような人間に対しても機嫌を取って生きていかないと行けないということである。車いすじゃなければ、こんな最低男とは付き合ってもいないし、口も聴いていない。
