大人になってからお腹がよじれるほど笑ったことはあっただろうか。
《めちゃくちゃ楽しい!》と心から思ったことがあっただろうか。

今、自分の悩みでもある。
楽しくない症候群

子供の頃は(暗黒の中学時代、短大時代は除く)毎日が楽しくて友人とお喋りして大笑いして馬鹿なことも平気で出来て毎日がキラキラしていた。
子供の頃は何の責任もないからだと思うが。

自分ファーストだった生き方が、子供を産むことで《子供あっての自分》《母親》としての人生に変わり、母親としてしっかりしなければ、変わらなければと自分に言い聞かせた。
その時は待ち望んでいた我が子の為なら変わることも厭わず自然と育児にベクトルが向いていた。我が子に最高の幸せな時間を与えて貰ったと今でも感じる。
でも子供が少しずつ手が離れると急に退屈に襲われた。
そして母親の仮面が窮屈に思えてきたのだ。
そんな時、若い頃楽しい事や刺激的な遊びかたを教えてくれた同期に会ってみたが、彼女が今育児中で話す事も子供のこと。夫のこと。
誰も自分の事を話さないのだ。
自分の人生を生きてないから話せないのだと思う。
私もそうだから。

自分の人生にベクトルを戻したい気持ちもあったが、今は不可能だ。

本当なら単身海外に行って色んな事を現地で見て聞いて食べて買い物して自由を満喫したいが、恐らく今行っても子供の事が頭から離れなくて心細くなるから心から楽しめる自信がない。

今は[時期]ではないのだ。

でも、いつか子供が完全に親から離れた時に単身海外に行ける日が来ると信じる事にした。
その時に夫がいるかどうかは分からないが。
今はその日の為にできる事をコツコツとやる期間にするのが1番ポジティブな考え方なのではないかと思う。

単身海外に行くなんて夫は嫌な顔をすると思うが。