スター誕生。 | 松竹芸能師匠たちのオフィシャルブログ『アラ還ブログ』Powered by Ameba

スター誕生。

海原はるかです。

今朝は昨日一日中何もしない完全休養日にして身体を休めましたので元気に目覚めました、新型コロナウィルス対策の為に大阪も緊急事態宣言が月末まで延長になり改めて気持ちを引き締めております。

過去を振り返って書いてます色々な出来事がバラバラに思い出されて前後してますが読者の皆さんに読み易い様に構成してお届けします、コマモダン寄席(トップ ホット シアター)の毎月十日間の出番の為に社長命令で必ず新作漫才を演じる為に相方かなた君が書いた新作台本を覚えて阿倍野のプロダクションに出向き社長さんの前で披露するパターンと漫才終わりで熊本に帰って百姓した方がいいのコメントは全く一緒でした。

何を言われても気にせず一生懸命のポリシーは信念と言うよりは社長さんに言われる事に一々反抗しても大阪の芸能界で生きて行けないと思ってましたので正直悔しい気持ちは湧いて来ませんでした、舞台で汗をかき帰ったら家具配達でも汗をかき毎日が目まぐるしく過ぎております。

毎月十日間の舞台出演で少しづつ出演芸人さんとも話をして夢を語り合うようになりました、新人漫才師で一生懸命だけの舞台でしたが一途さが徐々に楽屋の先輩芸人さんに好感を持って頂いたのは嬉しかったですね。

当時は松竹芸能や吉本興行には人気者の売れっ子芸人さんが多々いらっしいましたがコマモダン寄席からもビッグスター級のお笑い芸人さんが遂に登場する瞬間に立ち会う事が出来ました、当時の劇場は一階席と二階席が有りましたが普段は二階席はガラガラで先輩芸人さんの舞台を見て勉強する若手芸人の指定席的な場所になってましたが突然大スターが誕生し二階席も超満員のお客様で溢れるようになりました。

当時のジャンルの一つに音楽ショーと言う楽器を使って歌有り喋くり有りのコミックバンド的なグループ(代表的なグループは勿論、横山ホットブラザーズ師匠で当時はお父様を含めての四人編成でした)で今まで頑張って来た記念と思い出に残る記録としてレコードデビューし新曲をA面とB面の二曲発表して舞台で披露されたのです、曲名は(女のみち)歌ったのは(ぴんからトリオ)の三人でした。

ある意味トリオとして芸人としての最後の賭けと言いますか大バクチに打って出てのミリオンセラーになる超大ヒット曲がコマモダン寄席から誕生したのです、写真は夏バテ解消に少しリッチな肉ですき焼きを頂きました。