僕の人生を振り返ってお話します！【第46話】

海原はるかです。


最近つくづく思うのは「よく男同士の他人コンビで43年間も継続出来てるな」という事です

『関西の漫才作家の重鎮』と呼ばれている方が以前言われた言葉があります。

「同じコンビで継続するのも芸のうちやで」・・・その通りですね

言い尽くされた言葉ですが『継続は力なり』・・・これがどれくらい難しいか、今思えば“よくやって来れたな”と思います

人気商売(笑売)ですから後輩が先に売れることは多々ありますが、悔しさを面(おもて)に出したら完璧な負けなので、ある意味“下克上の世界”ですね


売れた後輩が移動の際に乗るのは新幹線のグリーン車、売れていない先輩は普通指定(時には自由席)

これが現実なんです

ですから芸人のグリーン指定は誇りなんです

今振り返ってみると弟子としては僕の方が少し先輩なんですが、実際に社会経験や色んな苦労を多々しているのはかなた君でしたから、僕に対しても『時には優しく、時には厳しく』色んな事を教えてくれました

僕自身も世間知らずと言いますか、世間オンチと言いますか、よくぞここまでやって来れたなとつくづく思いますね

ただ自画自賛する訳ではありませんが、芸能界に身を置く事で、本人の気付かない所で少しずつ成長して行ったのは絶対に間違いありません

それが証拠にかなた君に怒られる回数が減って来ました

逆に『こいつに言ってもなかなか治らない』と思った彼が、僕に対する方針を変えたのかも知れません

今日は“振り返ってみる”と言うよりは“思うがまま”に筆を走らせてみました

第47話へ続く・・・


写真はある地方都市の地蔵祭りの１コマをパチリ　確か大阪では「地蔵盆」という言い方をしていたと思いますが、土地土地で違うのかも知れませんね。