僕の人生を振り返ってお話します！【第45話】

海原はるかです。


どの仕事でもそうですが、時代とタイミングは絶対に必要ですね

単純な僕でしたから「コマーシャルの出演で即有名になれてお金も入ってくる」と思いましたが、世間はそんなに甘くはありませんでした

ただ僕の良いところは諦めるのも早かったですね

「しゃあないな　まぁ、そのうち良い事もあるわ」

そうなると生活のリズムは再び元に戻ります。

恋をしていた九州の地方都市の僕の大好きな女の子が、学校を卒業して就職先に選んだのは大阪でした。

これには僕も腰が抜ける程嬉しかったですね

今考えても本当に可愛い女性でしたから

彼女には妹さんもいらして、お姉さん(僕の彼女)に言っておりました。

「２人が結婚する時には私がお祝いのピアノを弾いてあげる」

妹さんも本当に可愛い女性でしたから、男兄弟で育った僕には夢のような世界でした

彼女が大阪で仕事をする事になって会社の寮に住むようになりましたが、さすがに寮へ遊びに行く訳にはまいりません

ですから僕と彼女の休みが合う時には自然と大阪市内でデートを重ねるようになりました

優しい子ですから、よくお弁当を作ってくれて郊外の遊園地で頂きました。

本当の意味で社会人になってからの初恋ですから、何をしてても楽しくて仕方ありません

勿論、京橋の「レストランかめや」さんにもよく行きました。

「レストランかめや」さんに行ったと言うよりは、可愛い彼女が出来た事をスタッフの皆さんに自慢したかったのが本音かも知れません

今思えば少し有頂天になっていたかも知れません

そんな僕に、かなた君は一言苦言を呈して来ました。

その言葉には彼の芸人としてのプライドと誇りさえ感じました

「はるか君、恋をするのは君の自由やけど、相手の彼女も九州なまりの抜け切れていない人や。芸人で良くなろうと思ったら、そこの所を考えなアカンで」

この言葉には参りました

第46話へ続く・・・


写真は今日と明日に行なわれる我が町内会の盆踊りの準備風景と櫓の上で御挨拶をさせて頂いているところです。