僕の人生を振り返ってお話します！【第26話】

海原はるかです。


デビューが昭和45年のお盆興行の８月11日～20日迄の10日間と決まり、劇場は『コマモダン寄席』(別名トップホットシアター)という名称でした。

しかし、芸名も漫才台本も無く、漫才台本を依頼する作家さんとのパイプも全くありません

何せ、海原家具の従業員状態が続いておりますので

ただ、芸名に関してはお浜・小浜師匠と西尾君と僕の４人で考えて決めました

当時姉弟子の「海原千里・万里」さんがデビューしておりましたので、師匠の提案で「千里・万里」さんの弟弟子だから「海原千ズリ・万ズリ」でどうか？と・・・

これはあくまでお浜師匠の洒落心で、他に「海原ヨット・ハーバー」などの提案がありましたが、結局は筆頭弟子が「海原かける・めぐる」でしたから、海原から連想される漫才師らしい名前ということで「はるか・かなた」に決定したのです

ちなみに「海原かける」さんは転職されて今は谷町九丁目で『ちゃんこ海原』のオーナーをされており、娘さんが「海原やすよ・ともこ」さん。

「海原めぐる」さんは現在吉本興業の「池乃めだか」さんです。

ちなみに「海原万里」さんは現在専業主婦、「海原千里」さんは上沼恵美子さんです。

芸名は決まりましたが、初舞台の漫才台本は結局西尾君が書く事に・・・ペンネームは西尾純でした

海原家具の仕事を終え、師匠のお世話をしてからの台本作成ですから当然深夜になります

僕は西尾君が書いた台本を読み覚えて区切りの良いところで立ち稽古・・・この繰り返しでした。

深夜の作業が続きますから、昼間の海原家具の手伝いでは失敗が増えて来ます

特に僕がよくガラス戸を割りました

１週間の間に６日連続でガラスを割った時には、お浜師匠のご主人に西尾君が失敗して割ったような報告をして助けてもらいました。

毎日毎日この状態が続いてデビューの日が迫ってきます

第27話へ続く・・・


写真は今日ジムトレーニングの前に頂いたうどんとおにぎりのセット290円也。もちろん立ち食いです。