僕の人生を振り返ってお話します！【第12話】

海原はるかです。


自分の望み通りに大阪で芸能活動をするきっかけは出来ました

今度は家出ではありませんので、両親と弟が僕を熊本駅まで見送りに来てくれました

不思議ですね、家出の時には出なかった涙が夜行列車の発車と共に溢れて来ました

この時は夢と希望より不安の方が大きかったですね

夜行列車が大阪駅に到着する頃には、お世話になる読売新聞のスタッフの方(この人に全ての手配をして頂いたのです)がホームまで迎えに来ておられました。

不思議なもので、大阪駅に降りた時には「今日から僕の人生が始まるのや」と思えました。

考えたら結構単純ですね

その人と一緒に大阪駅からタクシーで勤務先となる読売新聞・難波直配所へ向かいました。

ちょうどスタッフの皆さんが朝刊を配り終え、朝食を済ませて寛ぎの一時

皆さんにご挨拶をしましたが、愛想の良い人や悪い人様々です。

そしてお世話になる責任者の方の顔を見てビックリ

本当にムチャクチャ怖い顔をされているのです

その怖い顔で一言「ここで２年間辛抱出来たら、どんな事に遭遇しても怖くないから」

このコメントには参りました

しかし、その所長さんとは正反対に奥さんは愛想が良く、優しく励ましてくれます

そしてスタートした２年間の新聞配達少年生活は、朝３時に起床して新聞に折り込みチラシを入れてから朝刊配達。

そして朝食の後で仮眠をし、昼間は新聞の拡張営業を手伝ったり、夕刊の配達や購読料の集金など様々です

そして夕方からは難波の明蝶芸術学院で芸能人になる為のレッスンの毎日です

日本舞踊、ダンス、殺陣、発声・・・

特に苦労したのが言葉のアクセントですね

熊本なまりを取り除く為に講師の先生には本当にお世話になりました。

それとラジオのＮＨＫニュースをよく聞きました。

耳からアクセントを覚えて熊本なまりを取り除くのです

そんな毎日が２年間続きます

第13話へ続く・・・


写真は初めてのプロフィール写真とフリーになった時のプロフィール写真です。そして集合写真の中に誰か１人居ません？