僕の人生を振り返ってお話します！【第７話】

海原はるかです。


なぜ家出という手段を選んだのかを良く考えたら、答えは簡単明瞭ですね

僕の気持ちが生半可ではない事を両親に理解して欲しかったのです

ですから家出する場所は何処でも良かったのです

でもお金がありません

そこで選んだ方法は両親の財布と弟の貯金箱からお金を拝借する事・・・それしか無かったのです

でもその時は必死です

両親や弟には悪いと思いながら、盗んだお金と盗んだ自転車で熊本駅へ

でも駅で買ったチケットは『鹿児島行き』の切符なんです

正直に言いますと、ムッチャ田舎者ですから大阪や東京に出て行く根性はありませんでした

そして列車は西鹿児島に到着

時刻は夜中だったと記憶しております。

改札を出て駅付近をウロウロしていると、お腹がグ～グ～

でも帰りの交通費の事を考えたら大事な所持金を無駄使い出来ません

ここが子供ですね

そうすると突然優しそうなオジサンが声をかけてくれました

「お兄ちゃん、家出して来たでしょう？　御両親が心配しているよ」

そう言われた途端に涙がポロポロ

「今日はオジサンの家に泊まって明日お家に帰りなさい。ラーメンでも食べよう」と本当に親切にして頂きました

ところが親切なオジサンが突然・・・

第８話へ続く・・・


写真は幼い頃の可愛い姿を数枚。