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前回、埼玉から鈍行で28時間かけて九州にやって来ました。

スタート地点は福岡県の折尾駅。

いよいよここから地獄の旅が始まります。

 

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2日目 2月9日(日)

 

 

 

JR九州ホームページ(http://www.jrkyushu-kippu.jp/fare/ticket/96)

 

 

まず、今回の旅に使用する切符から紹介します。

 

『旅名人の九州満喫きっぷ』

この切符は、九州の全鉄道、全軌道線の普通車自由席に乗り放題となるものです。

青春18きっぷと同じように、鈍行に限り乗り放題で、新幹線や特急列車には乗れません。

 

しかし、18きっぷとは大きく異なる点があります。

それは、九州の全ての鉄道に乗れるということ。

つまり、JRだけでなく私鉄にも乗れるわけです。

もちろん長崎、熊本、鹿児島にある路面電車にも乗ることができます。

 

ということで、この切符があれば新幹線を除く九州内の全鉄道に乗ることができるという、駅メモ用に作られたと言っても過言ではない切符なのです。

もうこれは鈍行遠征魔に、鈍行のみで九州制覇してみろと言っているようなもの。

やるしかない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

折尾(JR若松線) 8:50

 

さて、折尾駅で『旅名人の九州満喫きっぷ』を購入し、チャレンジ開始。

 

 

 

 

ちなみにこの切符は3回(人)分で1枚となっていて、3ヶ月間利用することができます。

とはいえ、残してしまったところで使いどころがないので、これを2枚、つまり6日間のうちに全て回りきろうという計画です。

 

前回のブログで書いたように、普通列車が1日1本しかない日豊本線の「宗太郎越え」が訪問対象外なので多少は楽になりますが、そうは言ってもねぇ。

まぁ、張り切っていきましょう。

 

 

 

 

 

若松線で若松へ向かいます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

若松(JR若松線) 9:06/9:13

 

新規獲得駅:本城、二島、奥洞海、藤ノ木、若松

 

若松駅に到着です。

例によって何もすることはないので、すぐさま今乗ってきた列車で折り返します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

折尾(JR鹿児島本線) 9:28/9:37

 

鹿児島本線に乗り換え、黒崎へ戻ります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

黒崎 9:42

 

ここからはJRを離れ、筑豊電気鉄道に乗ります。

こんな機会がなければ絶対に乗らない路線ですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

黒崎駅前(筑豊電気鉄道) 9:48

 

黒崎駅から少し歩き、エスカレーターを降りた先に筑豊電気鉄道の黒崎駅前駅があります。

乗り換え時間6分という、開始早々せわしない移動。

しかし、この時間に乗れなければ開始1時間足らずでチャレンジ失敗に追い込まれます。

6日間で制覇するのはかなり大変です。

 

 

 

無事に間に合い、足早に乗り込みます。

 

ちなみに、隣の西黒崎駅との駅間は200mで、鉄道線としては日本最短です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

筑豊直方 10:23

 

新規獲得駅:黒崎駅前、西黒崎、熊西、萩原、穴生、森下、今池、永犬丸、三ヶ森、西山、通谷、東中間、筑豊中間、希望が丘高校前、筑豊香月、楠橋、新木屋瀬、木屋瀬、遠賀野、感田、筑豊直方

 

30分ほどで終点の筑豊直方駅に到着です。

謎の高架駅、切断されたような外観、この先延伸しようとしてやめた感がプンプンします。

 

 

 

 

 

ちなみに筑豊直方駅と、JRの直方駅は結構離れています。

ということで、直方駅までお散歩タイム。

某久留米のゆめタウン事件から嫌というほど歩きに歩いてきたので、こんなの秒です。

あの事件から2年、相当な忍耐力がついた気がします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

直方(JR福北ゆたか線) 10:45

 

10分ほどで直方駅に到着です。

 

 

 

 

 

福北ゆたか線で博多へ向かいます。

この区間は既にアクセス済みなので、しばし休憩時間です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

博多(福岡市地下鉄空港線) 11:47/11:58

 

博多駅に着きました。

たいていの福岡遠征ならこれで移動は終了、ライブ会場へ向かうわけですが、今回は違います。

電車がなくなるまで移動を続けるのです。

 

 

 

何のために?

 

 

 

それは聞かないお約束。

 

 

 

 

 

地下鉄に乗り換え、そのままJRの筑肥線に入ります。

地下鉄にも乗れるとは、なんて素晴らしい切符なのでしょう。

博多と天神の間に鉄道が通っているということがいまだ信じられません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

筑前前原(JR筑肥線) 12:39/12:40

 

新規獲得駅:九大学研都市、周船寺、波多江、糸島高校前、筑前前原

 

地下鉄からの直通で、JR筑肥線の筑前前原駅に着きました。

 

 

 

 

 

接続されている目の前の列車に乗り換え、さらに筑肥線の先へ進みます。

途中の駅からは佐賀県です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

西唐津(JR筑肥線) 13:25/13:29

 

新規獲得駅:美咲が丘、加布里、一貴山、筑前深江、大入、福吉、鹿家、浜崎、虹ノ松原、東唐津、和多田、唐津、西唐津

 

末端の西唐津駅に到着。

すぐさま今乗ってきた列車で折り返します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

唐津(JR唐津線) 13:32/13:49

 

お隣の唐津駅で唐津線に乗り換えます。

列車は2両。

ローカル感が増してきました。

 

 

 

 

 

唐津線を南下。

 

 

 

 

 

 

 

 


久保田(JR長崎本線) 14:48/14:54

 

新規獲得駅:鬼塚、山本、本牟田部、相知、岩屋、厳木、多久、中多久、東多久、小城、久保田


乗っていた唐津線をここで降ります。

先ほどの列車は長崎本線へ直通して佐賀駅まで行きますが、明日ここを長崎本線として通るので今日はスルー。

 

 

 

 

長崎本線に乗り換え、有田方面に向かいます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

有田(松浦鉄道西九州線) 15:45/15:49

 

新規獲得駅:牛津、肥前山口、大町、北方、高橋、武雄温泉、永尾、三間坂、上有田、有田

 

単線あるあるなのですが、退避できる駅が限られているため、反対方面の列車の遅れの影響をもろで受けます。

ここ有田駅での乗り換え時間は4分。

これを逃せばチャレンジ失敗になるのは言うまでもありません。

キャリーバッグを担いで階段ダッシュです。

長崎本線の遅れの影響で乗り換え時間は1分もありませんでした。

 

 

 

人権ない。

 

 

 

 

伊万里へ向かいます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

伊万里(JR筑肥線) 16:14/16:21

 

新規獲得駅:三代橋、黒川、蔵宿、西有田、大木、山谷、夫婦石、金武、川東、伊万里

 

今乗ってきた松浦鉄道、なんと始発駅の有田駅以降、途中駅で誰一人乗らず、誰一人降りませんでした。

有田駅で乗った全員が終点の伊万里駅で降りるといった感じです。

 

この鉄道は大丈夫なのでしょうか。

大丈夫じゃないね。

 

 

 

 

 

さて、この伊万里駅ですが、駅名標を見てみると隣駅に「JR上伊万里」とあります。

ここから先はJRです。

 

 

 

 

 

 

JRのホームにやって来ました。

 

列車は1両。

行き先は.....さっき訪れた唐津...?

 

 

 

 

JR伊万里駅の駅名標を見てみると、隣駅は「筑肥線 上伊万里」

 

 

ん...?

 

 

 

 

先ほど地下鉄を乗り通し、筑前前原から乗ったのも筑肥線。

 

 

 

 

これから乗るのも筑肥線。

 

 

 

 

つまりこれ両方筑肥線。

...なのですが、この筑肥線、1つの路線としてつながっていません。

 

 

 

 

先ほど唐津から乗った唐津線を経由しないと全線に乗ることができないのです。

 

 

 

 

 

ということで、もうひとつの筑肥線に乗って唐津に戻ります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

唐津(JR筑肥線) 17:13/17:32

 

新規獲得駅:上伊万里、金石原、桃川、肥前長野、大川野、駒鳴、佐里、西相知、肥前久保

 

唐津ただいま。

 

 

 

 

唐津線、長崎本線、松浦鉄道、筑肥線を使って一周し、唐津駅に戻ってきました。

 

 

 

 

 

つまり筑肥線は、片方が福岡空港までも乗り入れる通勤路線である一方、もう片方は1両の列車が山の中を突き進むという格差の激しい路線です。

 

 

 

列車本数もこの差。

かわいそうな筑肥線。

 

 

 

 

 

 

で、その筑肥線にもう一度乗って伊万里に戻ります。

たった今乗り通した筑肥線の同じ車両に再び乗り込んで山の中を進む。

もうすぐ日も暮れます。

 

 

 

何やってんの?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

伊万里(松浦鉄道西九州線) 18:24/18:41

 

.......伊万里ただいま。

 

 

 

 

 

再びの松浦鉄道。

ぼくは2時間何をしていたのでしょう。

 

 

 

 

 

 

この先は松浦鉄道にひたすら乗り続け、終点の佐世保へ向かいます。

 

 

 

ところでこれ、よく見ていただければわかると思うのですが、佐世保に行くにはどう考えても有田経由で行くのが正規ルートです。

 

圧倒的な近さ。

ちなみにこれで所要時間は1時間です。

 

ただ単に目的地が佐世保なら、いくら鈍行遠征魔でも有田経由で行きますよ。

でもね、今回の目的は九州の全鉄道全駅制覇。

ここで有田経由で移動するわけにはいかないのです。

はぁ。

 

 

 

 

さっき途中駅で一切乗降がなかった有田方面の列車よりも、さらに本数が少ない佐世保方面の列車。

どう考えてもやばいことは想像できます。

 

 

 

ん....?

 

 

 

ご注意下さい

※佐世保行の列車は 松浦・たびら平戸口経由です。

所要時間は約2時間半となります。

 

 

 

そんなこと書くなよ、知ってるよ。

佐世保に行くのにこっち乗ったら後悔するぞって言いたいんだろ。

もう乗る前から乗りたくないって思ってるよ。

 

所要時間は2時間半。

はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ。

 

 

 

 

 

 

 

あー、嫌だ嫌だ。

 

 

 

そういえば、この列車が発車した瞬間にホームに走ってきたお姉さんがいました。

もちろん既に発車してしまったので乗れなかったわけですが、次の列車っていつ来るのでしょう。

かわいそうに。

 

 

 

 

 

 

 

案の定やばい列車でした。

 

伊万里駅では多少の乗客はいましたが、途中からは完全に貸し切り状態。

漆黒の闇の中を走る1両の列車は、自分以外に誰一人乗客を乗せない状況が1時間ほど続きました。

このままどこか知らない世界にでも連れて行かれそうです。

普段は本当に空気輸送なのだろうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

佐世保(JR佐世保線) 21:13/21:22

 

新規獲得駅:東山代、里、楠久、鳴石、久原、波瀬、浦ノ崎、福島口、今福、鷹島口、前浜、調川、松浦、松浦発電所前、御厨、西木場、東田平、中田平、たびら平戸口、西田平、すえたちばな、江迎鹿町、高岩、いのつき、潜竜ヶ滝、吉井、神田、清峰高校前、佐々、小浦、真申、棚方、相浦、大学、上相浦、本山、中里、皆瀬、野中、左石、泉福寺、山の田、北佐世保、中佐世保、佐世保中央、佐世保

 

あーーー、つかれた。

 

 

 

 

この時間に各駅停車46駅ひたすら駅メモ。

バカじゃなかろうか。

 

 

 

この企画自体バカだって?

 

 

その通り。

 

 

 

 

 

 

さて、ここ佐世保駅はJR日本最西端の駅です。

この旅の中では最南端にも行くことになりますね。

 

 

 

 

 

これがこの日最後の乗り換え。

佐世保線を南下し、宿泊地として最適な地...つまり別荘がある地...ということは快活CLUBがある地へ向かいます。

 

 

 

 

長崎本線の三河内駅には、この先どう頑張っても訪れられそうにないので、この区間を走行中にアイテムを使って取得します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

竹松 22:23

 

新規獲得駅:日宇、大塔、早岐、三河内、ハウステンボス、南風崎、小串郷、川棚、彼杵、千綿、松原、竹松

 

16時間半ひたすら列車に乗り続け、本日の最終到着駅、竹松駅に到着しました。

 

 

 

 

本日の移動をまとめるとこんな感じ。

気持ち悪ぃ。

 

 

 

まだまだ先は長いですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

ようやくご飯の時間が訪れました。

やよい軒最高!!!

 

 

 

実はここ、長崎空港に近い場所なのですが、快活CLUBの目の前にやよい軒、左隣に激安スーパーであるマックスバリュ、右隣にファミリーマートが立地しているという、鈍行遠征魔のためにあるような場所なのです。

九州初日から恵まれた環境で夜を過ごすことができます。

翌日の朝食と昼食もゲット。

感謝。

 

 

 

 

 

 

 

 

<その3>に続く