うな、とても若々しく命に満ち溢れた匂いを発する。
そのティタニアの元にふわりと舞い降りる黒い影が一つ。
「お待たせしました、ティタニア」prada キーホルダー
「サイレンスですか」
ティタニアがゆっくりと目を開けると、仰々しくティタニアの前に膝まづき、淑女に対する礼を取るサイレンスがいた。
「何の真似です」
「いえ、お待たせしたのでお詫びを、と思いまして」
「やめなさい、反吐がでます」
ティアニアがおっとりとした口調で厳しい事を言ってのけたので、サイレンスが驚いたような顔をした。
「これはあまりなお言葉私の何が貴女のご機嫌を損ねたのです?」
「存在全てが、です」
ティタニアは澱みなく言い切った。
「サイレンス、確かに貴方は美丈夫だ。見てくれに興味のない私ですら、そう思います。ですが、貴方の内面は一番醜い。それこそ、ドゥームやアノーマリーなど比較にならないくらい」
「これはこれは。大層な嫌われようだ」
サイレンスは顔を伏せたが、それはティタニアに向ける憎しみを悟られないようにするためだった。サイレンスとて、ティタニアに喧嘩を売る程愚かではない。そのサイレンスのうつむいた意味も、ティタニアは理解していたが。
「しかし、なぜそこまで私を?」
平静を取り繕ったサイレンスが、笑顔でティタニアに質問する。
「ドゥームは、ある意味では生まれた時にあのように規定された者。おそらくはアノーマリーもそうでしょう。彼らはその行動の過程において残酷な事もするが、彼らには選択の余地がなかった。だがしかし、貴方は違う」
「」
「貴方には他の選択肢もあったはずだ。その中で、あえて貴方は憎悪に身を焦がすことを選んだ。進んで、望んで、貴方は人の敵たることを望んだのです。その存在に百害あって一利なし。人はそういう者を悪魔と言うのだ」
「フフフ」prada ブレスレット
サイレンスが顔を歪めた。その表情に、先ほどまでの美しさはない。元が美しいだけに、彼のひきつった笑いは見る者に異常な恐怖を抱かせる。彫刻が突然こちらを振り返って笑い始めたら、きっと彼のような顔になるのだろう。
ティタニアですら、少しうすら寒いものを感じるのだ。
「驚きましたそこまで私の事を理解しておいでとは。私の事など、誰も知らないはずなのですがね」
「私もお前のことなど知らない。ただ、そういう気がするだけだ」
「なるほど」
サイレンスは納得したように頷く。
「剣士の観察眼。そういうわけですか」
「私は恐ろしい。悪魔はかくも美しきものなのかと」
「そうですねぇ。そう考えれば、私の造形が美しいのもなかなかよいアクセントになる」
サイレンスがにこりと微笑み、ティタニアはこれ以上の議論が無駄な事を感じた。仲間でさえなければ今この場で斬った方が良い事は確実だったが、そういうわけにもいかない事をティタニアは悔やむ。
「(口惜しい。こやつを切ることができぬとは。いずれこいつは誰に対しても災いをなす。おそらくは我々にも。今斬れば、後の憂いを断てるというのに)」
「さて、そろそろ行きませんか? 用事もありますから」
サイレンスがティタニアに礼をして促す。その仕草にティタニアも頷いた。既に頭の中は仕事のために切りかえられている。ティタニアがいかにサイレンスが気に食わなかろうと、そのために任務に支障をきたすような性格ではない。
「私は場所しか知らされていませんが、ナゴステラ王国のリヒトン砦でよろしいので?」
「ええ、そこで間違いないです」
「武器の強奪と聞きましたが、一体何の?」
サイレンスの質問に、ティタニアは素っ気な
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