自分がADDかもと思い始めた頃から、当事者と周囲の方の文章やブログを興味深く読んでいますが、
『ADHDと診断された子どもに薬を飲ませるか?』という議論は、よく見かけます。
私の見た中では特にコンサータに厳しい意見が多いです。

私自身は成人してから自分から診断を受け、薬を使っています。
そして、コンサータを飲むことも自分で決めました。

しかし当事者が幼い場合、
〇本人の性格かも?
〇副作用・身体への負担は?
〇個性を消してしまう?
などの不安は当然ですし、
これらの要素が『薬を使わない』理由になるのも自然だと思います。

またコンサータ等に副作用がある一方で、
ADHDは『他の人に比べて集中・注意などができないために、日常生活に支障が出て本人が困る』障害ですから、
コンサータを使うことで『落ち着いて生活でき、本人が安らぐ』のであれば
ADHDにとっては薬です。

“皆出来るのに出来ない”苦しみを感じていて、薬が体質に合う子なら
メリットとデメリットの両方が確実にありますから、子どもに薬を飲ませる飲ませないという判断は、
“(飲むかどうか)本人が判断できるようになれば本人に任せる”前提で、自由にされるべきだと思います。