僕は催眠療法をたくさん受けてきましたが、もともと被暗示性が高い方ではなく、とにかく雑念がひどいので、特に催眠状態には入れないタイプでした。
それに催眠療法士に、こちらがお金を払っているのに、あちらに合わせなくてはいけないという苦しさがありました。
なぜ僕は相手に合わせなければいけないんだろう。
それはしらけるのが嫌だし、催眠に入れず暗示にかからない自分が嫌だったからです。

 

催眠療法、ヒプノセラピーにとても興味を持って自分を救ってくれるのは催眠しかないと思っていたから、効果がないのはもちろんですが、催眠に入れない自分はありえないことでした。
催眠状態に入れてはじめて効果が出るものだから、催眠に入れない自分にも悔しかったです。

 

催眠状態に入れない自分のことは催眠療法士もちゃんと知っていたのか、暗示をかけることはなくなり、あとはCDの音声をずっと聞いていただけです。
つまり家でやることを、わざわざお金を払ってそこでヘッドフォンをして聞くという作業だけでした。
うとうととリラックスはしましたが、それで潜在意識と無意識が書き換えられるはずがなく、催眠療法士の実力以前に、自分のことを責めていました。

 

冷静に考えれば、催眠療法士の腕が一番大事です。
しかし、暗示にかからない自分に責任があるという罪悪感は、その時の自分の人生そのものでした。
人が悪いのではなく、全部自分が悪いと思ってしまうんです。

 

思えば催眠術ショーをテレビで見て、催眠療法に興味を持ち、自分の苦しみを無意識から消失させてくれるのはこれしかないと思っていました。
そもそも催眠術ショーはヤラセです。
サクラを使い、お約束の中で催眠術にかかったふりをします。

ほんの数万人に一人ぐらいがとても被暗示性が高くて、実際に催眠術の暗示にすごく反応してしまうそうですが、催眠というものはちゃんと意味がありながらも、ほとんどの人にとって意味がないものとも言えます。

 

催眠術は実際にあるけれど、一般的ではないんですね。
特に僕は暗示に入らない神経過敏さと雑念の酷さがありました。
そんな人間が有名な催眠療法士、催眠術師に暗示をかけられてもうまくいくわけがありません。

 

そんな僕でも岩波英知先生のプログラムを受けた時、一瞬で無意識世界の体験ができました。
自分のこれまでの経験から見て、ありえないことが起きていました。
本当に本当に本当に嬉しかったです。
これまでの苦労が報われました。

 

岩波英知先生は凄腕だから、料金も高額です。
でも、有名催眠療法士ですら催眠に入れてくれなければ意味がないことから考えると、無意識を顕在化させてくれる岩波先生のセッションはそれだけの価値があります。
すごいのは、被暗示性がない人でも、一瞬で誘導されたトランス状態(脳覚醒状態)を何度も味わうと、被暗示性の脳が劇的に高まってくれ、僕みたいな人間でも岩波先生の暗示にいともかんたんに反応するようになりました。

 

暗示にかからないように抵抗しようとしても、かかってしまいます。
無理やり反抗しているのに暗示に反応する自分がいました。
それは現実であり、なおさらうれしかったです。
自分の顕在意識と暗示が浸透した無意識の違いに、そりゃあ無意識が病んでいたら自分をコントロールできないわけだなと逆に思えました。

 

 

岩波英知先生は催眠療法士でありながら、催眠療法士であることをとても嫌がっていると思います。
そんなものに俺を当てはめるんじゃないという自負心の高さを感じたことがよくありました。
自分で作り出した無意識顕在化技術だから、全然進歩しない催眠療法、ヒプノセラピーと一緒にされたくないんだと思います。

 

岩波英知先生のプログラム体験談や口コミ情報でもよく書かれてあることですが、岩波先生の技術は先に暗示に反応する脳、無意識が顕在化する脳、潜在意識が書き換えられる脳から最初に作り、そのための誘導ができます。
催眠暗示は被暗示性を高めていって、ラポールを作りながら、さらに潜在意識を表面化するように徐々に進めていきます。

 

一方で岩波先生の脳覚醒技術(無意識顕在化技術)は、結果を最初に作り出せます。
徹底的に先生はそこを研究し続けてきて、目の付け所が全然違います。
どんな有名なテレビに出るような催眠術師も、その脳を作り出せ、そこから暗示や潜在意識書き換えができる岩波先生に比べたら、比較にならないです。

ただしあまりに高度すぎ、飛びすぎている技術なので、催眠術師やヒプノセラピストの人が真似をしようとしても不可能でしょう。
それは受けたらわかりますが、それまで生きてきた体感、感覚、観念、常識が一変するでしょう。
そしてそれは始まりに過ぎず、脳はさらに深化していきます。
催眠状態がいかに浅いものであったかわかるでしょう。

 

同時に潜在意識は浅い催眠状態ではまったく書き換えることができないし、すこしばかり暗示に体が反応しても全く意味がないものです。
人間の潜在意識は深さがとんでもなく、そこを書き換えることは非常に難しいし、絶対的な体感の世界に入らなければいけないです。
自分の潜在意識、無意識ってとても手強いですよね。