前回に続き、私の皮膚症状の症例をもう一つご紹介します。

 

私が20歳くらいのとき、ものすごく強いストレスを感じる出来事がありました。

その出来事の後、私の体に異変が起こるようになりました。

それは全身のかゆみです。

 

特にそのかゆみを強く感じるのが寒い時期で、環境の気温が低い中で身体が温かく感じる状況(例えば運動をした時、満員電車に乗っている時など)になるとかゆみが起こるわけです。

そうなってしまうととにかく体を冷やさないとかゆみが治まりません。ですから、満員電車に乗っていて、体が熱くなって、かゆみが起こると、とにかく電車を降りて、上着を脱いで、体が冷えて、かゆみが治まるのを待ちます。

かゆみが起こっているときの皮膚の状態はと言いますと通常特に何か現れることはないのですが、ひどい時にだけ腕などにうろこ状の浮腫がでていました。

 

こうした状況なので、当然皮膚科の病院へ行きました。

でも、常に症状があるわけでもなく、体が熱くなったときにでるだけなので、お医者さんに話をしても、結局、空気の乾燥のせいではないかということで片づけられてしまいました。

 

その後、薬を使うわけでもなく、とにかく様子を見ることとなり、夏場はいいのですが、気温の下がる時期になると毎年のように症状はでていました。

 

アレルギー症状は、ストレスを引き金にして現れることが多いのですが、この私の症状もまさしくそれに該当するものだと思います。

 

現在では、自己治療の甲斐もあって、すっかり改善しています。