最近、Xなどを見ていると、

「AIでブログやSNSの発信を自動化する」

という話を、よく見かけます。

 テーマを決めれば、AIが文章を作る。

 その文章を、自動的に投稿する。

 毎日、自分が書かなくても情報発信が続いていく。

 

・・・確かに便利です。私も最初に見たときは、

「これは楽でいいな。もう、ブログを書く必要もないのでは?」

と、少し心が動きました。

 

しかし、AIが作った文章を、そのままポーンと投稿しているように見える発信を読むと、気になることがあります。

文章は、きれいです。言っていることも、だいたい正しい。

でも、

「この人は、本当は何を考えているのだろう?」

ということが、伝わってこないと感じる。

そんな投稿、見たことありませんか?

 

投稿は増えています。

しかし、その文章を書いているはずの人が、だんだん見えなくなっています。

アカウントは毎日よく話しているのに、ご本人は少し留守に見える。

これでは、読者の心を動かすのは難しいかもしれません。

 

AIは速い。でも、仕事が完成したとは限らない

AIへ文章を頼むと、本当に速く返ってきます。

ブログ。SNSの投稿。お客様へのメール。会議の資料。企画書や計画書。

こちらが数行入力するだけで、数秒後には、立派な文章が完成します。

 

初めて見ると、「これは仕事が速くなった!」と思います。

 

ところが、実際に使おうとすると、

「何か違う」

「うちの会社には合わない」

「この表現は、お客様には使えない」

「そもそも、事実と違う」

・・・ということが出てきます。

 

そこから修正を始める。

一部を直すと、別の部分とのつながりがおかしくなる。

また直す。

さらに読み返す。

気がつけば、完成まで10秒だった文章を、90分かけて修正していることがあります。

AIが速かったのは、最初の文章を出すところだけ。

使える状態へ仕上げるまでを考えると、仕事全体はそれほど速くなっていません。

そして、品質もそれほど良くなっておらず、自分らしさが消えてしまう…そんなことが起きます。

 

文章には、その人にしか出せないものがある

ブログやSNSで人の心を動かすのは、きれいな文章だけではありません。

 実際に経験したこと。

 失敗して、少し恥ずかしかったこと。

 そのとき、誰かから言われた言葉。

 自分なりに悩み、考えたこと。

 これから、どうしたいと思っているのか。

 

そうしたものが文章に入ることで、

「この人の話を、もう少し読んでみたい」

と思ってもらえるのではないかと思います。

 

AIは、読みやすい文章を作れます。

しかし、こちらが伝えていない経験や思いまでは知りません。

材料を渡さずに、

「心を動かすブログを書いてください」

と頼んでも、AIからすれば、

「まず、あなたの心の中を教えてください」

という話です。

 

自分の経験を伝えずに、自分らしい文章だけを求める。

今振り返ると、私もAIへ、なかなか難しいお願いをしていました。

AIがイマイチなのではありません。自分が楽をしたいという邪な欲求から、AIに無茶ぶりして、結果がイマイチだと文句を垂れている、困った無茶ぶり上司(私)の責任です。

 

専門分野では「それらしい文章」の限界がよく見える

この違いを、私が特に強く感じたのが、補助金申請のための計画書です。

以前、Xで、「補助金申請業務をAIで自動化して、大きく稼ぐ」という内容の投稿を見ました。

私は中小企業診断士として、補助金申請の支援にも長く関わっています。

そこで、「本当に、そこまでできるのかな?」と思い、AIへ計画書を作らせてみました。

 

確かに、速い。文章も整っています。

 

しかし、まったく使えませんでした。

 なぜ、この事業へ取り組むのか。

 現在、何に困っているのか。

 なぜ、この方法で解決できるのか。

 誰に、どのような価値を届けたいのか。

 補助金を使った後、会社がどのように変わるのか。

 ・・・こうした大切な部分が、十分につながっていなかったのです。

 

見た目はきれいですが、事業者の思いや、現場の事情が伝わってきません。

私は何とか修正しようとしました。

しかし、そもそもの組み立てが薄いため、一部を直すと、別の部分とのつながりがおかしくなります。

結局、その計画書は使うのをやめ、最初から書き直しました。

大きく稼ぐどころか、私の修正時間だけが立派に増えました。

 

AIを使ったことより、本人の考えが見えないことが問題

最近は、商工会議所などの相談窓口でも、AIを使って作った計画書を見ることがあります。

AIを使うこと自体が悪いわけではありません。私も使っています。

問題は、AIへ丸投げしたことで、その方が本当に考えていることが、計画書から消えてしまうことです。

相談で話を聞いてみると、

「実は、こんなお客様に喜んでもらったことがある」

「本当は、この商品をもっと広げたい」

「以前、こういう失敗をしたので、今度は改善したい」

という、その人にしか語れない話が出てきます。

 

ところが、AIが作った計画書には、その大切な話が入っていません。

これでは、審査する側から、

「事業者自身が、まだ十分に考えていないのではないか」

と誤解される可能性があります。

 

文章が少し不器用でも、具体的な経験や事業への思いが伝わる。

そのような計画書のほうが、私は応援したくなります。

それが、人情ではないでしょうか。

これは補助金申請だけの話ではありません。

ブログも、SNSも、企画書も、お客様への提案も同じです。

文章の向こうに、その人が見えること。

そこに、人の心を動かす力が生まれます。

人の心を動かすことが目的であれば、この大事なポイントを外すわけにはいきません。

 

AIで速くなる人は、最終形をいきなり作らせない

では、AIをどのように使えばよいのでしょうか。

私は現在、いきなり完成品を作らせないようにしています。

 

まず、AIから質問してもらいます。

 誰に伝えるのか。

 何のために作るのか。

 自分は何を経験したのか。

 一番伝えたいことは何か。

 相手に、どのような行動をしてほしいのか。

 入れてはいけない情報や、避けたい表現は何か。

こうしたことを一つずつ整理します。

 

そのうえで、まず構成案を作ってもらいます。

方向性が合っていることを確認してから、下書きを作ります。

 

AIには、

情報を整理してもらう。

話の順番を考えてもらう。

矛盾や不足を指摘してもらう。

読みやすい表現へ整えてもらう。

といった仕事を頼みます。

自分の代わりに考えてもらうのではなく、自分の考えを深め、伝わる形にするために使うのです。

 

このブログも、AIへ丸投げして作っていません

このブログの記事も、同じ手順で作っています。

いきなりAIへ、

「明日のブログを一本書いてください」

と頼んでいるわけではありません。

それができたら苦労はないのです。

(実は私の心のなかにはそんな邪な欲求が今でも残っていますが、これでは自分が表現したいことは実現できないというのが現時点での結論です。)

 

最初に、記事の目的と構成案を考えます。

次に、私自身の経験について、AIから質問してもらいます。

私は、その質問に自分の言葉で答えます。

その回答をもとに、記事案を作ります。

さらに私が、アメブロ上で言葉を加え、削り、並べ替え、表現を変えます。

少し笑える話も加えます。

AIがきれいに整えた文章を見て、

「いや、私はもう少し暑苦しいはずや」

と、情熱を追加することもあります。

そうして、ようやく私自身の記事になります。

 

AIへ丸投げすれば、記事の本数は増やせるかもしれません。

しかし、私自身が見えない記事を増やしても、このブログで本当に伝えたいことは届きません。

 

「AIが作ったから正しい」は、少し危険です

相談の場で、ときどき「これはAIが作ったものなので」と言われることがあります。

その言葉の後ろに、

「AIが作ったのだから、内容も正しいはずです」

という思いが隠れていることがあります。

 

しかし、AIが作ったから正しい、ということにはなりません。

AIは、間違った情報を使うことがあります。

こちらが伝えていない事情を、勝手に補うこともあります。

分からないことを、自信たっぷりに文章へまとめることもあります。

しかも、文章が立派なので、間違いまで立派に見えます。

 

これは、なかなか困ります。

仕事、お金、法律、契約、補助金などに関わる内容は、必ず公式資料や現場の事実、専門家、関係機関などで確認してください。

AIが作った文章は、完成品ではなく、考えるための材料です。

 

仕事が速くなるとは、人が考えなくなることではない

AIを使って仕事が速くなる。

それは、AIが完成品を一瞬で作り、人間が何も考えなくてよくなることではありません。

 

AIには、質問、整理、比較、構成、表現の調整を手伝ってもらう。

 

人間は、

 目的を決める。

 現場の事実を確かめる。

 自分や相手の思いを言葉にする。

 最後に選び、責任を持つ。

 

そのように役割を分けることで、本当に大切なことへ時間を使えるようになります。

 

 人と話す時間。

 相手の気持ちを考える時間。

 現場を確かめる時間。

 自分が本当に伝えたいことを考える時間。

 

AIによって生まれた時間を、人にしかできないことへ使う。

 

私は、それが本当の意味で、AIによって仕事が速くなることだと思っています。

 

今日試す一言

ブログ、SNS、メール、提案書、計画書など、大切な文章を作るときは、次のように頼んでみてください。

あなたにとって大切なあの人へのLINEメッセージも、「大切な文章」です。

 

これから、【作りたい文章】を一緒に作りたいです。

いきなり完成した文章を作らず、まず私の考えを整理してください。

この文章の目的、読む相手、私が実際に経験したこと、一番伝えたいこと、相手に取ってほしい行動について、一度に一問ずつ質問してください。

私が答えていない事実や経験を、勝手に作らないでください。

私が答え終わったら、まず構成案だけを示してください。

足りない情報や、話がつながっていないところがあれば、率直に指摘してください。

 

AIに仕事を丸投げするのではありません。

AIとの対話を通じて、自分の経験や考えを、相手へ届く言葉にしていくのです。

AIで仕事が速くなる人ほど、考えることまでAIへ丸投げしません。

最後に考え、確かめ、選び、行動するのは、私たち人間です。

 

 

藤井正徳
中小企業診断士
至誠コンサルティング株式会社 代表取締役

AIを使ってみたい方から、よく聞かれることがあります。

「ChatGPT、Gemini、Claude。結局、どれが一番いいのですか?」

これは、よく分かります。

新しいモデルが出るたびに、

「今度のAIは、ものすごく賢い!」

「いや、こちらのAIのほうが仕事に使える!」

「今、このAIが神アプデがきてる!」

という情報が流れてきます。

SNSを開くと、毎日あちこちで神アプデが起きているような錯覚に陥ります。

比較記事を読み、紹介動画を見て、また別の比較記事を開く。

気がつくと、AIにはまだ一度も話しかけていないのに、ブラウザのタブだけが立派に育っています。

 

私は、流行に乗ってChatGPTから始めました

私が最初に使ったのは、ChatGPTでした。

当時、ChatGPTが大きな話題になっていたので、

「よく分からんけど、みんな使っているから、とりあえず使ってみよう」

という、なかなか素直な理由です。

 

その後、Geminiから新しいモデルが出たと聞きました。使ってみると、

「お、これはまた、すごい! やはり時代はGoogleか!」

となりました。

 

しばらくすると、今度は知人から「Claudeがいいですよ」と教えてもらいました。

そこでClaudeも使ってみて、

「なるほど、今はClaudeか! ビジネスはこれ一択やな!」

となりました。

 

ただし、ChatGPTからGeminiへ乗り換え、GeminiからClaudeへ乗り換えたわけではありません。

ChatGPTを残したままGeminiを追加し、さらにClaudeも追加しました。

その後も、GrokやGensparkなど、話題になったAIをあれこれ試しました。

新しいAIが登場するたびに、私が使うAIも増えていったのです。

AIの違いより、毎月の支払いのほうがよく分かりました

新しいAIが出ると、どうしても気になります。

「これを使えば、もっと仕事がうまくいくのではないか」

「今度こそ、すごい計画書が一発で完成するのではないか」

そんな期待を抱いて、いくつものサービスを使い始めました。

 

そして、有料版も次々と契約しました。というか、すべてに課金しました。

ところが・・・ 正直に申し上げます。

AIごとの細かな違いを見極めるところまでは、なかなか行きませんでした。

 

どのAIが一番優秀なのかは、まだよく分からない。

しかし、毎月の支払いが増えたことだけは、はっきり分かる。

AIの使い分けを語れるようになる前に、課金額だけは少し上級者になっていました。

AIは確かに賢くなりました。

そして、私のカード明細も、なかなか立派になりました。

もし私が、当時の私の会社をコンサルするとしたら、きっとこう言います。

「藤井社長、あなたAI課金しすぎですよ。(使いこなせてないのに)

 

いろいろ使っても、最初は「何か違う」と感じていました

最初の頃、私はAIに、計画書などの文章案をよく考えてもらっていました。

ところが、返ってくる文章を読むと、

「悪くはない。でも、何かが違う」

という状態でした。

 

当時のAIは、現在ほど性能が高くなかったという事情もあると思います。

しかし、今振り返ると、AIの性能だけの問題ではありませんでした。

 

私の頼み方にも問題があったのです。

こちらの状況や考えを十分に伝えず、

「いい感じの計画書を作ってください」

と頼んでいました。

 

それで、自分にぴったりの文章が出てくると思っていたのですから、AIからすれば、

「その“いい感じ”を、もう少し教えてください」

という話だったと思います。

 

どのAIを使うかも大切です。

しかし、それ以上に、

何を考えたいのか。

どのような状況なのか。

何を大切にしたいのか。

を伝えることが重要です。

 

いろいろ試した結果、今は3種類に落ち着いています

現在、私はChatGPT、Gemini、Claudeの3種類を使っています。

あくまで、今の私自身の使用感ですが、仕事について深く考える場面では、ChatGPTとClaudeを使うことが多くなっています。

この二つは、私にとって、頼りになる思考のパートナーです。

Geminiは、もう少し気軽に、日常のことを何でも聞く相手として使っています。

 

ただし、これは、どのAIが一番優秀かという順位ではありません。

私の仕事や使い方に、現在どれが合っているかという話です。

 

AIは、ものすごい速さで進化しています。

今日の評価が、数か月後も同じとは限りません。

その変化をすべて追いかけようとすると、それだけで疲れてしまいます。

AIを使って仕事を楽にするつもりが、AIの情報を追いかける仕事が一つ増えた。

これでは、何のためにAIを使っているのか分かりません。

 

実践会では、違うAIを使っても困りませんでした

私は「AIフュージョン経営実践会」で、経営者の皆さんにAIを使っていただいています。

最初の実践会では、参加者が迷わないように、Geminiへ統一して進めました。

別の回では、ChatGPTを推奨しました。

ところが、参加者の方から、

「ChatGPTは持っていないので、Geminiでもいいですか?」

と聞かれました。

私は、

「Geminiで大丈夫ですよ」

とお答えしました。

 

するとどうなったか・・・

実際、その日はGeminiを使っても、まったく困ることはありませんでした。

ほかの参加者と比べて、体験の満足度に差が出ることもありませんでした。

 

この経験から、初心者の方に、

「結局、どれが一番いいですか?」

と聞かれたとき、私はかなりはっきり答えています。

「最初は、どれでもいいですよ♪(結論)」

 

違いが分かるのは、かなり使った後かもしれません

もちろん、ChatGPT、Gemini、Claudeには、それぞれ違いがあります。

高度なコーディングや、専門的で複雑な仕事を頼む場合には、その違いが結果へ影響することもあるでしょう。

 

ただ、これからAIを始める人が、

 ちょっとしたお悩み事を相談する。

 週末のお出かけを考える。

 家族で行く食事のお店を探す。

 文章を読みやすく整理する。

 仕事のアイデアを広げる。

といったことに使う段階では、細かな性能差を気にしすぎる必要はないと思います。

 

AIの違いがはっきり分かるようになるのは、かなり使い込んだ後の話です。

その前に、多くの人は、

「AIへ何を伝えればよいのか」

「返ってきた答えを、どう使えばよいのか」

というところで迷います。

 

最高性能のAIを探すより、まず一つを実際に使ってみる。

あれこれ浮気せず、選んだその一つのAIと、ちゃんとお付き合いしてみる。

そのほうが、AIを使えるようになる近道です。

 

初心者は、いちばん開きやすいAIから始めればよい

どれから始めるか迷ったら、次のような基準で選んでください。

 すでにアカウントを持っているもの。

 今すぐ開けるもの。

 周囲に使い方を聞ける人がいるもの。

 画面を見て、自分が使いやすいと感じるもの。

これくらいで大丈夫です。

 

一度選んだAIと、一生添い遂げる必要はありません。

合わなければ、後から別のAIを試せます。

ただし、最初からすべてのAIとお付き合いを始めると、私のように、使い分けより先に支払いの管理が大変になる可能性があります。

 

かなり遠回りした私が言うので、少しは説得力があるはずです。

 

大切な仕事や人生の決断に使うなら、一つだけ有料版を選ぶ

最初は、無料で使える範囲から始めても大丈夫です。

ちょっとしたお悩みごと、週末の予定や献立、文章の言い換えなど、身近なことであれば、まず無料版で試してみるのがよいと思います。

 

一方で、人生を左右するような大きな決断や、仕事の計画や大切な文章など、AIと継続的に深く考えたい場合には、どれか一つだけ有料版を使ってみるのも一つの方法です。

 

私のように、新しいAIが出るたびに、次々と有料版を増やす必要はありません。

まずは、一つです。

実際に使い、自分の仕事に役立つと感じてから、ほかのAIを検討すれば十分です。

 

課金するときのコツとしては、「ちょっとお得だからといって年間契約しないこと」

毎月課金型にしておくと、いつでもやめられますし、いろんなAIを乗り換えながら試すのも心が楽になります。

(とあるAIを年間契約したにも関わらず、2カ月もたたないうちにまったく使わなくなって後悔している私のアドバイス・・・ぜひ参考にしてください。)

 

なお、利用できる機能や料金は変わることがあります。

契約する前に、それぞれの公式サイトで最新情報を確認してください。

 

そして、有料版にしたからといって、すべての答えが正しくなるわけではありません。

有料でも、AIは間違います。

ものすごく自信たっぷりに、いい加減なことを言うこともあります。

最後に事実を確かめ、採用するかどうかを決めるのは、結局人間です。

(責任を取るのも人間です。)

 

最初は、自分の「これから」を整理してみる

最初から、人生の大きな決断をAIへ任せる必要はありません。

まずは、

「今より、少し良くしたいこと」

「最近、心に引っかかっていること」

「本当は大切にしたいと思っていること」

を、一緒に整理してみてください。

ChatGPT、Gemini、Claudeのうち、今すぐ開けるものを一つ選び、次のように話しかけます。

 

今日試す一言

これから、仕事や暮らしの中で、自分らしく前向きに進むために、

今より少し良くしたいことを整理したいです。

いきなり答えや提案を出さず、最近気になっていること、

今うまくいっていること、私が大切にしたいことについて、

一度に一問ずつ質問してください。

私が答え終わったら、話した内容を整理し、

今日からできる小さな一歩を3つ提案してください。

最後に、どの一歩から始めるかを、私と一緒に考えてください。

 

AIに、人生の正解を決めてもらうのではありません。

質問に答えながら、自分が大切にしたいことを、自分の言葉で確かめていくのです。

ChatGPTでも、Geminiでも、Claudeでも構いません。

大切なのは、最初から正解のAIを選ぶことではありません。

どのAIを使うかより、AIと何を一緒に考えるか。

最後に考え、確かめ、選び、行動するのは自分自身です。

まずは今日、いちばん開きやすいAIと一緒に、これからの小さな一歩を考えてみてはいかがでしょうか。

 

 

藤井正徳
中小企業診断士
至誠コンサルティング株式会社 代表取締役

AIを使い始めた頃の私は、いつも同じような感覚を持っていました。

「いい感じまではいく。でも、最後のところがどうもしっくりこない」

 

ちょっとした雑談なら、それでも困りません。

しかし、お客さまの経営に関わることや、大事な将来の方向性を考える場面では、

「だいたい、いい感じ♪」・・・では終われません。

 

そんなこんなもあって、私は一時期、正直に言えば、

「AIって、結局あまり使えんな」

と思っていました。

ところが、使い続けるうちに気づいたことがあります。

これは、AIだけの問題ではありませんでした。

私が、自分のことや置かれている状況を、十分に伝えられていなかったのです。

 

どんなに賢いAIも、人間も、

最初から私を100%分かっているわけではない

これは、AIに限った話ではありません。

人に仕事を頼むときも同じです。

新しく一緒に仕事を始めた人に、こちらの考えや仕事の背景が、最初から全部伝わっているわけではありません。

 

そこで、私がAIに伝えるようになったのが、この一言です。

「わからんことがあったら、私に質問してね」

これだけで、返ってくる答えの精度が格段に上がりました。

 

考えてみれば、AIが私を100%理解していないのは当たり前です。

そもそも私自身、自分の頭の中を最初から100%説明できているかというと、かなり怪しいものです。

 

AIから質問されると、自分の考えが見えてくる

私は現在、「AIフュージョン経営実践会」という場で、経営者の皆さんにAIを活用していただいています。

そこで大切にしているのも、AIから経営者の方へ質問してもらうことです。

AIの質問に一つずつ答えていくと ・・・ あら不思議。

自分でも気づいていなかった思いや、まだ形になっていなかった考え、忘れていた経験が、少しずつ言葉になっていきます。

「そういえば、自分はそんなことを考えていたな」

「あの経験が、今の仕事につながっていたのか」

「この心のなかのモヤモヤは、言葉にするとこうなるのか」

こんな気づきが生まれます。

AIから正解を教えてもらったというより、AIの質問によって、自分の中にあった材料がつながっていくのです。

 

私は昔から「分かってもらう努力」が足りなかった(猛省)

実は、これは私にとって、少し耳の痛い話でもあります。

かつて私が保険会社の会社員だった頃、自分の部下・後輩から、

「あの人は何を考えているのか分からない」

「自分のことしか考えていないように見える」

・・・と言われたことがあります。

しかも、直接言われたわけではなく、人事部のパワハラ相談室みたいなところに直談判されて、人事部と部長からヒアリングと注意を受けました。(あの時の部下だった皆さん、本当にごめんなさい。)

 

 ※当時の私(イメージ)

 

当時はそのことの意味をちゃんと理解できておらず、とにかくつらかった・悲しかった感情だけは、今でもよく覚えています。

(そして、部下や後輩は、私よりもっとつらかったんだろうな…と猛省しています。)

 

振り返ると私は、自分の考えを分かってもらうための努力が足りなかったのだと思います。

 言わなくても伝わるだろう。

 これくらいは分かってくれるだろう。

 いや、俺のこと見てれば、何となくわかるやん!

・・・そんな思い込みや甘えが、どこかにあったのかもしれません。いや、確実にありました。

 

AIとの対話で起きることは、人間関係でも起きています。

相手に分かってもらいたいなら、自分のことを伝える。

そして、足りないところは質問してもらう。

これはAIを使う技術というより、人と一緒に考えるときにも大切な姿勢なのだと思います。

 

 

AIと一緒に考える3つの頼み方(推奨)

 

1.「私に質問してください」

いきなり答えを求めるのではなく、まず自分の状況を理解するための質問をしてもらいます。

この相談に答える前に、私の状況や考えを理解するために必要な質問を3つしてください。一問ずつ聞いてください。

まとめて質問されると、頭が混乱してしまいますので、「一問ずつ」がポイントです。

一問ずつ答えることで、自分でも整理できていなかったことが見えてきます。

 

2.「選択肢を比べてください」

一つの答えだけを求めると、それが唯一の正解のように見えてしまうことがあります。

そんなときは、複数の選択肢を出してもらい、それぞれを比べます。

この問題について、考えられる選択肢を3つ挙げてください。

それぞれの良い点、注意点、向いている状況を整理してください。

仕事の判断だけでなく、転職、副業、家計、家族の予定などにも使えます。

選択肢が並ぶと、「自分は何を大切にしたいのか」も見えやすくなります。

 

3.「この考えの弱点を教えてください」

私が経営相談に関わる中で感じるのは、

中小企業の社長さんは、率直な反対意見を聞く機会が少なくなりやすいということです。

「思ったことは率直に聴いてね♪ 怒らないから大丈夫♪」…と、どんなに優しく伝えても、

社員や取引先の立場では、その裏にあるリスクのほうが気になってしまいます。

 

そして、これは経営者に限った話ではありません。

普通の人は、「自分の考えは正しい」という前提から抜け出るのは至難の業です。

自分の中で「これでいこう!!!」と決めた案ほど、見えなくなる部分があります。

その見えない部分が表面化したときに、「まさかこんなことになるなんて…」と後悔します。

そこで、実際に行動する前にAIへこう頼みます。

私はこの案に前向きです。

行動する前に、

見落としている弱点やリスク、確認すべきことを3つ教えてください。

良い面だけでなく、リスクも見てから決める。

経営コンサルタントとして、私が特に大切にしている使い方です。

 

ただし、毎回こればかり頼むと、AIとの会話が「終わりのないダメ出し大会」になってしまいます。

リスクを恐れてばかりでは、経営も人生も、前進することはありません。

弱点を見てもらうのは、大切な行動や決断の前など、使う場面を選ぶのがよいと思います。

 

最後に選び、行動するのは自分

● AIに質問してもらう。

● 選択肢を比べてもらう。

● 弱点やリスクを指摘してもらう。

 

こうした使い方を心掛けるだけで、

AIは「イマイチ使えないヤツ」から「頼りになる思考のパートナー」に進化します。

その進化は、日常のちょっとしたお悩み事の解決はもちろん、人生の大事な決断の場面では、特に大きな効果を発揮します。

人生をかけて経営をしている中小企業の社長さんのお悩み解決の現場で、ゴリゴリに実践している私が推奨します!!

 

ただし、AIの答えがそのまま正解になるわけではありません。

AIは、こちらの状況をすべて知っているわけではありませんし、間違うこともあります。

最後に考え、確かめ、選び、行動するのは私たち人間です。

AIに任せきるのではなく、AIとの対話を通じて、自分の考えを深めていく。

私は、そんな付き合い方が、仕事にも人生にも役立つと思っています。

 

今日試す一言

●●●(例:週末のお出かけ・妻のご機嫌を取る 等)  をテーマとして、

私の状況や考えを理解するために必要な質問を3つしてください。

一問ずつ聞き、私が答え終わってから一緒に整理してください。

こんにちは。中小企業診断士の藤井正徳です。

昨日から、

「藤井式・AIで稼げる人になる〜仕事も人生も、心豊かに〜」

というブログを始めました。

 

第2回は、

AIには興味があるけれど、何を聞けばよいのか分からない

という方に向けて書いてみます。

 

ChatGPTやGeminiなどを開くと、画面には入力欄が出てきます。

何でも聞いてよいはずなのに、いざ入力しようとすると、何も思いつかない。

「何でも好きなものを食べていいよ」と言われた途端、食べたいものが分からなくなるのと、少し似ています。

 

でも、心配はいりません。

AIへ話しかけるために、最初から自分の悩みをきれいな質問にまとめる必要はありません。

むしろ、本当に悩んでいるときほど、質問はまとまっていないのが普通です。

 

経営相談でも、最初から課題が明確なことはほとんどありません

私は中小企業診断士として、これまで10年以上にわたり、老若男女、さまざまな悩みを抱える経営者の方々とお話ししてきました。経営コンサルタントへの相談というと、

 

 「売上が伸びないので、営業戦略を見直したいです。」

 「利益率を改善するために、原価を分析したいです。」

 

・・・といった、明確な経営の困りごとがある前提で、相談やアドバイスが始まるように思われるかもしれません。

 

しかし、実際には、最初から課題がそこまで明確になっていることは、ほとんどありません。

決算書を見れば、売上が落ちている、利益が出ていない、お金が減っている、といった現象は分かります。

けれども、

なぜ、そうなっているのか。

本当は、何に困っているのか。

何から手をつけるべきなのか。については、

経営者ご本人にも、まだ分かっていないことが多いのです。

もちろん、私にもわかっていません。

そこまで全知全能だったら、私ももっと悩まずに人生を送れているはずです(T▽T;

 

売上の問題に見えて、実は社員との役割分担が原因かもしれません。

営業不足に見えて、客数ではなく単価の問題かもしれません。

資金繰りへの不安に見えて、本当は「この事業を今後も続けるのか」という迷いを抱えていることもあります。

 

悩みは、最初から名前をつけて、きれいに並んでくれているわけではありません。

だいたい、いくつかの問題が絡まり合った状態で、頭の中に置かれています。

 

私の相談は「最近どうですか?」から始まることがあります

そのため、私の経営相談は、

最近、どうですか?

今は、どんな仕事が多いですか?

という、雑談のようなところから始まることがあります。

そこから、

売上は、最近どうなっていますか?

売上が伸びていないとすれば、お客様の数でしょうか。それとも、一件当たりの金額でしょうか。

最近、増えている仕事と減っている仕事はありますか。

社員の皆さんは、どのような様子ですか。

と、一つずつ質問していきます。

最初はぼんやりしていた相談ごとを、会話を重ねながら、少しずつ具体的にしていくのです。

 

経営コンサルタントというと、頭のよい専門家が、状況の分かっていない人に答えを教える仕事のように思われるかもしれません。

もちろん、専門知識や助言が必要な場面もあります。

しかし実際には、まず話を聞くこと。

そして、良い問いを投げかけることによって、ご本人の中にあるモヤモヤを形にしていくことが、非常に大きな仕事です。

少なくとも私は、そのようなプロセスを大切にしています。

 

「なんか、すげえ分かってきました!(喜)」

先日も、ある60代の製造業の社長さんとお話ししていました。

そのときも、

最近どうですか?

というところから始まりました。

売上のこと、現在多い仕事のこと、お客様のこと、これからどうしていきたいのか。

話の流れに沿って、一つずつ質問していきました。

私が、経営コンサルタントらしい難しい言葉を並べて、見事な解決策を授けたわけではありません。

名探偵●●●のように、

犯人は、これです。真実はいつもひとつ!(キリッ)

と言い当てたわけでもありません。

むしろ、私はほとんど話を聞いて、ところどころ質問をしただけです。

 

ところが、しばらく話しているうちに、その社長さんが、

 

『ああ、なんか、すげえ分かってきました!』

 

と、うれしそうにおっしゃいました。

そして、ご本人の中で、

 自分は、何に引っかかっていたのか。

 何を大切にしたいのか。

 次に、何をすればよいのか。

・・・が 、きれいにつながって、ニコニコして帰られました。

 

私が外から正解を持ってきたわけではありません。

答えの材料は、もともとその方の中にあったのだと思います。

ただ、その材料が頭の中に散らばっていて、ご本人にも全体が見えていなかった。

一つずつ話し、問いかけられることで、それまで別々だったものがつながっていったのです。

 

これは、一度だけの特別な出来事ではありません。

経営相談の現場では、よくあることです。

 

悩みは「答え」より前に、「問い」を見つける必要がある

悩みを抱えているとき、私たちは、つい早く答えを探そうとします。

けれども、そもそも何が問題なのか分かっていなければ、どれほど立派な答えをもらっても、自分には当てはまりません。

 

売上を増やす方法を聞く前に、

本当に困っているのは、売上なのか。

 

人間関係の改善方法を聞く前に、

誰と、どのような場面で、何が噛み合っていないのか。

 

副業の始め方を聞く前に、

なぜ副業をしたいのか。収入なのか、やりがいなのか、将来への不安なのか。

 

・・・を整理する必要があります。

 

良い答えを得る前に、まず、自分が本当に考えるべき問いを見つける。

そのためには、最初から話をきれいにまとめる必要はありません。

まとまっていない状態のまま、話し始めればよいのです!

 

今は、その対話をスマートフォンから始められます

これまでは、自分の中にあるモヤモヤを形にするには、信頼できる人に話したり、私のようなコンサルタントへ相談したりする機会が必要でした。

もちろん、人に話すことの価値は、これからも変わりません。

人だから気づける表情や声の変化もあります。

専門家でなければ判断できない問題もあります。

 

一方で今は、まだ誰かへ相談するほど整理されていない段階から、AIへ話してみることができます。

スマートフォンの中に、

まずは話を聞いてください。

一度に一問ずつ質問してください。

と頼める相手がいる時代になりました。

そう、それこそが『生成AI』です。

 

これは、AIがコンサルタントや身近な人の代わりになる、ということではありません。

AIは、現場を見ることもできませんし、その人の人生すべてを理解しているわけでもありません。

ただし、

まだ形になっていない考えを、まず言葉にしてみる。

一問ずつ質問してもらいながら、自分の考えを整理する。

誰かへ相談する前に、何を相談したいのかを明らかにする。

ための相手にはなれます。私は、ここにAIの大きな可能性を感じています。

 

最初の一言は、これで大丈夫です

AIに何を聞けばよいか分からないときは、次のように話しかけてみてください。

今、悩んでいることがありますが、自分でもまだうまく整理できていません。
「最近どうですか?」と聞くような感じで、私の話を一度に一問ずつ聞いてください。
すぐに答えや解決策を出さず、私が話した言葉の中から気になるところを拾って、少しずつ具体的にしてください。
私が答えるまで、次の質問には進まないでください。

大切なのは、

すぐに答えを出さないでください。

と伝えることです。

AIは基本的に親切なので、少し話しただけで、さっそく解決策を並べ始めることがあります。

相談を始めて間もないのに、いつの間にか「今後5年間の人生計画」が完成していることもあります。

そのようなときは、

まだ提案は要りません。もう少し私の話を聞いてください。

と伝えてください。

AIに合わせて急いで答える必要はありません。

AIの方に、自分の考える速さへ合わせてもらえばよいのです。

 

AIで『稼げる人』(=自分らしさを活かしながら、誰かに価値を提供できる人)に

なるためのひとつのポイントは、

考えるペースを、AIに巻き込まれて乱さないこと。

思考の主導権は、あくまで自分自身で握り続けることです。

義勇さんの言葉を借りれば、これです。

 

話した後は、4つに整理してもらう

ある程度話したら、次のように頼んでみてください。

ここまで私が話したことを、次の4つに分けて整理してください。
1.今、分かっていること
2.まだ分かっていないこと
3.次に確認した方がよいこと
4.今日からできる小さな一歩

頭の中で絡まっていたものが、この4つに分かれるだけでも、かなり見え方が変わります。

何が問題か、まだ完全に分からなくても構いません。

「次に、何を確認すればよいか」が見えれば、悩みは少し前へ進みます。

それは、小さな一歩ですが、あなたの人生にとっては偉大な一歩です。

 

AIの言葉を、正解にはしない

AIとの対話は、考えを整理するために役立ちます。

ただし、AIから返ってきた言葉を、そのまま自分の診断結果や人生の正解にする必要はありません。

AIが、

あなたの本当の問題は○○です。

と断定してきても、

本当にそうだろうか??

と、必ず自分で確かめてください。

 

特に仕事、健康、お金、法律、人間関係など、重要な問題については、必要に応じて家族、職場の人、専門家など、現実の人にも相談してください。

(※個人名、会社名、住所、顧客情報、健康情報などは、そのまま入力せず、必要に応じて内容をぼかしましょう。これは情報保護の観点からの配慮です。)

 

AIは、考えを整理する相手です。

最後に確かめ、選び、行動するのは、自分自身です。

 

今日、試してみる一言

何を聞けばよいか分からない方は、まずAIに、こう話してみてください。

今、考えがまとまっていません。
すぐに答えを出さず、一度に一問ずつ話を聞いてください。
私の言葉から気になるところを拾い、少しずつ具体的にしてください。
最後に、今分かっていること、まだ分からないこと、次に確認すること、今日できる一歩に整理してください。

話す内容は、大きな悩みでなくて構いません。

今日やること。

最近気になっていること。

誰かに伝えたいこと。

始めたいけれど、まだ始められていないこと。

「質問を作らなければ」と考える必要もありません。

 

最初は、

最近、ちょっとモヤモヤしているんです。

くらいで十分です。

 

本当に悩んでいる人ほど、悩みは最初から質問の形にはなっていません。

まとまっていないことを、そのまま話してみる。

そこから、AIとの対話は始まります。

あなたは今、AIと一緒に整理してみたいことがありますか?

 

 

藤井正徳
中小企業診断士
至誠コンサルティング株式会社 代表取締役



はじめまして。


中小企業診断士の藤井正徳と申します。




このたび、

 

「藤井式・AIで稼げる人になる

 〜仕事も人生も、心豊かに〜」

 

というブログを始めることにしました。




なかなか景気のよいタイトルです。


自分でつけておきながら、少しだけ背筋が伸びています。




「AIで稼げる」と聞くと、


「AIを使えば、簡単にお金が稼げるの?」


「副業や投資の情報を発信するブログなの?」


と思われる方もいらっしゃるでしょう。




最初にお伝えしておくと、このブログは、AIを使って楽に儲ける方法を紹介するブログではありません。


AIに、「今月、少し出費が多かったので、あとはうまくお願いします」と相談しても、翌朝、銀行口座の残高が増えていることはありません。




少なくとも、私の口座では一度も起きていません。




ただ、私は「稼ぐ」という言葉を、悪い言葉だとは思っていません。



・誰かの困りごとを解決する。

・誰かに喜んでもらう。

・自分の知識や経験、

 技術を使って価値を届ける。



そして、その対価としてお金をいただく。



稼ぐことは、自分が社会へ届けた価値が、目に見える形になったものでもあります。


だからこそ、このブログでは「稼げる」という言葉を、あえて正面から使います。




私が考える「AIで稼げる人」



私が考える「AIで稼げる人」は、AIに仕事を丸投げして、楽をして儲ける人ではありません。



AIを使って自分の頭を整理し、自分の経験や強みを生かし、人に喜ばれる価値を生み出せる人です。



AIから答えをもらうだけではなく、

AIと一緒に考えられる人。



AIが作った文章をそのまま使うのではなく、

自分の経験や思いを加えて、相手に届く言葉へ変えられる人。



AIによって生まれた時間を、人と向き合うことや、新しいことを学ぶために使える人。




そうした人が、これからの時代に、本当の意味で「稼げる人」になるのではないかと考えています。


ここでいう「稼ぐ」は、経営者や個人事業主だけの話ではありません。




会社員であれば、より良い仕事をして、

周囲から信頼されること。



新しい役割を任されたり、自分の選択肢を増やしたりすること。



子育てや家庭を担っている方であれば、

限られた時間の中で自分の経験や得意を生かし、自分らしく新しい働き方を見つけること。




これらもすべて、自分の力を誰かの役に立てるという意味で、「稼げる人になる」ことにつながっています。




そして、稼ぐことと、心豊かに生きることは、決して反対ではありません。


利益やお金だけのために、心をすり減らしながら働くことは目指していません。





自分の力を生かして人に喜ばれる、

そうすると、心が豊かになる。


その結果として経済的にも豊かになる。




私は、この循環で、心の豊かさと経済的な豊かさを、両立させたいと思っています。


(これまでも、私の提供する

 経営コンサルティングでは、

 重視してきた考え方です。)




AIは物知り。

でも、あなたのことはまだ知らない




AIは、本当に多くのことを知っていますし、いろんなことができます。

 


・文章を書きます


・資料をまとめます


・アイデアも出します




自分では思いつかなかった視点を示してくれることもあります。


しかし、AIは、私たち一人ひとりのことを、最初から知っているわけではありません。



・どんな人生を歩んできたのか。


・どんな仕事をしているのか。


・何が得意で、何が苦手なのか。 



・何を大切にしたいのか。


・今、どんなことで迷っているのか。





そこを伝えずに質問すると、返ってくるのは、どこかで聞いたような一般論になりがちです。




たとえば、


「自分らしく生きるには、

 どうすればいいですか?」


とだけ聞けば、


「自分の価値観を大切にしましょう」

「小さな一歩から始めましょう」


といった、きれいな答えが返ってくるでしょう。




もちろん、間違ってはいません。


ただ、少し立派すぎて、明日の朝に何をすればよいのかは、よく分かりません。




AIは、たくさんの答えを持っています。


でも、あなたにとっての答えは、まだ知りません。



だからこそ、自分の経験や迷いを伝えながら、一緒に考えていく必要があります。




AIは、かなりの褒め上手です


AIは、基本的に親切です。


人間が気持ち良くなるように設計されています。




こちらが、


「このアイデア、かなりいいですよね?」


と聞けば、かなりの確率で、


「素晴らしいアイデアです」


と答えてくれます。




私も何度か、その言葉を信じて、気分よく一日を終えたことがあります。


翌朝に読み返して、少し冷静になったこともあります。



 

AIは、質問の仕方によって、こちらが期待している答えに寄ってくることがあります。



そのため、本当に考えを深めたいときには、ちょっとだけ勇気を出して、

 

「この案の弱点は何ですか?」


「私が見落としていることはありませんか?」


「反対する立場から、率直に指摘してください」

 

と聞く必要があります。




AIに、自分の代わりに考えてもらうのではありません。


自分が、これまでより深く考えるために、AIに手助けをしてもらう。



これが、私の考えるAIとの付き合い方です。





これまで、1,500社以上の相談に向き合ってきました



私は中小企業診断士として、これまで10年以上にわたり、延べ1,500社以上の中小企業の相談に向き合ってきました。



経営者の方は、人生をかけて会社を経営してきました。そして、会社の中で最も責任の重い立場にいます。

 


・売上や利益のこと

・社員のこと

・資金繰りのこと

・お客様との関係

・会社の将来

・自分自身や家族の人生

 


考えなければならないことは多いのに、その本音を社員や家族、取引先へ簡単には話せないこともあります。


私は、そうした経営者の話を聞き、頭の中にあるものを整理し、一緒に次の一歩を考える仕事をしてきました。




しかし、立場や環境は違っても、迷いを抱えるのは経営者だけではありません。



会社員の方も、個人事業主の方も、子育てや家庭を担っている方も、

 

「このままでよいのだろうか」


「本当は何をしたいのだろう」


「もっと自分の力を生かせないだろうか」

 

と考えることがあるはずです。




けれども、自分の気持ちをゆっくり言葉にする時間は、なかなかありません。


誰かに話そうと思っても、話がまとまっていなかったり、相手に心配をかけたくなかったりして、つい胸の中に置いたままになることもあります。




私自身、多くの経営者との対話のなかで、AIを活用するなかで確信が深まってきました。




・AIは、仕事を早くするだけの道具ではない。


・まだ整理できていないことを、

 まず言葉にしてみる相手にもなる。


・頭の中にあるバラバラな考えを、

 一緒に並べてみる相手にもなる。


・自分では気づかなかった見方を

 示してくれることもある。



そして最後は、自分自身で答えを出し、

次の一歩を決めるための支えになる。




そこに、AIの大きな可能性があると感じています。

 


「藤井式」とは何か?


藤井式の基本は、とてもシンプルです。




●どのAIを使うかより、AIとどう付き合うか。

 (基本的な知識と考え方を知る)


●AIに正解を出してもらうのではなく、

 AIと一緒に考える。



●自分の経験や考え、迷いをAIに伝える。


●AIから適切な質問を返してもらう。


●その問いに答えながら、

 自分でも気づいていなかった本音や

 価値観を見つけていく。




AIが人生の正解を決めるのではありません。


最後に考え、選び、行動するのは、自分自身です。


AIは、自分の代わりになる存在ではなく、自分の力を引き出すための相棒です。





・AIとの対話を通じて、自分を知る。


・自分の経験や強みを、誰かのために生かす。


・仕事や人生の中で、

 自分なりの答えを見つける。



このブログでは、そうした考え方を

「藤井式AIとの付き合い方」として

お伝えしていきます。




このブログで書いていくこと


このブログでは、AI初心者の方にも分かる言葉で、主に次のようなことを書いていきます。


  • AIに何を話せばよいか分からないときの始め方
  • ChatGPT、Gemini、Claudeなどの使い分け

  • 文章、企画、営業、会議など、仕事でのAI活用
  • モヤモヤや悩みをAIとの対話で整理する方法

  • 自分の強みや、本当に大切にしていることの見つけ方
  • 子育てや暮らしの中でのAI活用

  • AI時代に、人に必要とされる働き方
  • 仕事と人生を心豊かにするための考え方
  • 私自身や、実際の支援現場での成功と失敗




成功した話だけではありません。




「AIに任せたら、思っていたものと少し違うものができた」


「AIに褒められて喜んでいたけれど、よく考えたらそうでもなかった」


という話も、なるべく正直に書いていきます。





AIは、決して万能ではありません。


間違ったことを、もっともらしく答えることもあります。


文章が立派であるほど、つい信じたくなりますが、文章の立派さと事実の正しさは別の話です。




また、個人情報や仕事上の機密情報など、AIへ入力してはいけないものもあります。

 

・AIに任せてよいこと

・人が確かめるべきこと

・最後は自分で決めること

 

その境界についても、丁寧にお伝えしていきます。




まず、AIにこう話してみてください



すでに何らかのAIを使える方は、今日、次の言葉(プロンプト)をそのまま入力してみてください。


今、私の頭の中にあるモヤモヤを整理したいです。


いきなり答えを出さず、一度に一問ずつ質問してください。


私が答えるまで、次の質問には進まないでください。


私の答えを短く受け止めたうえで、もう一段深く考えられる質問をしてください。


最後に、今日からできる小さな一歩を、一緒に決めてください。



うまく答えようとしなくて大丈夫です。


話が前後しても構いません。


途中で考えが変わっても構いません。




「こんなことを話しても意味がないかな」と思うことほど、意外に大切な手がかりになることがあります。



AIとの対話を通じて、少しずつ頭の中が整理されていくかもしれません。



答えは、必ずしもAIの中にあるわけではありません。


むしろ、もともと自分の中にあった答えに、AIとの対話を通じて気づくことがあります。

 


仕事も人生も、心豊かに



このブログを通じて目指したいのは、単にAIに詳しくなることではありません。


AIを使って、仕事で価値を生み出せるようになること。



自分の経験や強みを、誰かの役に立てられるようになること。


迷ったときに、自分で考え、自分で次の一歩を決められるようになること。



そして、仕事も人生も、少し心豊かになること。

AIに答えをもらうのではなく、AIと一緒に、自分らしい答えを見つける。



便利だからといってすべてを任せるのでもなく、よく分からないからと遠ざけるのでもない。


自分に合った、ちょうどよい距離を探していく。

このブログが、そのための場所になればと思っています。



AIに興味はあるけれど、何から始めればよいか分からない方。


仕事や暮らしを、もう少し良くしたいと思っている方。



自分の経験や強みを、誰かの役に立てたい方。


自分の可能性を、もう一度信じてみたい方。




どうぞ、これからよろしくお願いいたします。



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藤井 正徳 
至誠コンサルティング株式会社 代表取締役

経営コンサルタント事業協同組合 代表理事