息子が難治性のてんかんにかかった。人生初めてのどん底の日々。なぜか普通は行かないであろう立地条件の病院に行くと、大田原教授がおられ、後で小児てんかんの大田原症候群という難病名をつけた超有名な医師と知る。一回の治療で、あれからてんかん発作は30年ただの一度も出ず、薬も20年飲んでいない。そう長男は30才。でも食事の正しい取り方や心の何かを私に諭してらっしゃったんですねぇ。母も祖母も長男が乳児で原因不明で死亡。偶然だろうか?

主人が40才の時、独立したいと言う。イヤやわぁ。朝方、[もう商売してないんですよ.息子が居ないのよねぇ。]とかっぷくのいい着物のお婆さんが出てきて.悲しそうに息子を探している。私は古くさい家の前で何やら祈っている。リアルな夢。見た事のないお婆さん。主人の母に調べてもらい、遠い親戚のお婆さんの存在とバブルのはじけた1991年頃、不動産に手を出し商売に失敗したその息子の存在を知る。主人が一番ビックリ。新しい家に住みたかったのに、夢より古い家に住む事になり、今は工場として3店舗の商品と特殊な仕事もここでこなしている。お客である、一人のお婆さんがここは立派なビルになるでぇとおっしゃったが、それは今だに叶わない。

私は目に見えない何かを感じた時に自分なりにさせて頂く事がある。人、それぞれだが何か役割を感じたら迷わずすべきで、偶然なのか必然なのか後にわかる。