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今回は、作品の中に登場するあらゆるものへの意味
付けについてです。
平成最後の2月1日になりましたね。
平成最後って書きますと、普段と変わらない一日なの
に、何か特別なものに感じませんでしたか。
あらためて、今日という日は二度と来ないのだと認識
させられたかもしれませんね。
大好きな先輩から冬の日に自販機の缶コーヒーをご
馳走になった女子高生は、その場で飲まないで家へ
持ち帰ります。
そして、ずっと飲めないままに机の引き出しに仕舞っ
たままになっています。
缶コーヒーなんて、同じメーカーの自販機ならいくら
でも売っています。コンビニでもスーパーにでもね。
しかし、女子高生にとっては、個体としての缶コーヒ
ーが大事なのであって、同じものであったとしても、
他のものには意味がないのです。
そういうものは、いくらでもあるでしょう。
金持ちの家へ里子に出された子供が、ブランド品の
洋服よりも実母が手編みをしてくれたセーターばか
り着ていて叱られます。
「そんな汚いものは捨ててしまいますよ」と。
物に限らず、日常的に利用しているサービスや場所
にも、それぞれの人生において特別な意味をもって
いることは多々あるでしょう。
ここまで読んだ人ならわかりますよね。
あなたの作品を感動的に仕上げるためのヒントです。