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今回は、物語の時系列についてお伝えいたします。
時系列というのは、物事が発生した順番に記述するこ
とを意味します。
時系列を乱すものとしては、回想シーンなどがあります
が、あまりに頻繁に挿入しますと、読者の理解が付いて
いかなくなりますので、時系列をなるべく守るような構成
にしなくてはいけません。
たとえば、過去にあった事件のせいで主人公がトラウマ
を抱えているとするなら、回想シーンを途中に挟むので
はなくて、トラウマを抱えるシーンを冒頭に据えたほうが
インパクトもあっていいのです。
長編ですと、序章という形ですかね。
回想シーンを挿入する際には一行空白にするのが原則
なのですが、ちょうどページの変わり目にきたりすると、
よくわからなくて読者が混乱することがあります。
二年前のあのとき、、、など、はっきりと回想であることを
告げましょう。
とはいえ、現在と回想とを短く交互に記述するという特殊
な効果を狙っているのでなければ、回想シーンはなるべく
短く、できれば無くしてしまうのが原則です。