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今回は、ストーリーメーキングについてお伝えします。
何か面白くて感動的なネタはないものか、あるいは、
考え出せないものかと悩んでいる作者は多いと思い
ます。
しかし、そういう人はコツを知らないだけでして、いくら
でも読者を唸らせる物語は生み出せるのです。
そのコツは、
ストーリーの範囲を最初から限定してしまわないで、何
でもアリの姿勢からスタートすること。
つまり、大風呂敷を広げてから本気で考えるのです。
たとえば、恋愛小説を書きたいとしましょうか。
何でもアリの大風呂敷ですので、究極的には宇宙人の
襲来までをも考慮の対象とします。
えっ、と思われるかもしれませんが、宇宙人と恋愛との
関連を考え出せたとき、とてつもない感動的なストーリ
ーが出来上がります。
以下に、粗筋を述べましょう。
地球の人類は知らないが、銀河系には宇宙警察組織
があって、害になる文明は滅ぼされることになっている。
その調査のために潜伏していた女性調査官が、地球
の男性と恋に落ちてしまう。
しかし、調査期間には期限があって、やがて期限が訪
れる。帰る場所は、五万光年の彼方だ。
孤独に陥った男性は、だが、宇宙飛行士を目指す。あ
る日突然にワープ航法が発見された場合の、一縷の
望みを賭けてだった。
ところが、ワープ航法が発見されたときには、定年を迎
えていた。向こうで置き去りにされてもいいから連れて
行ってほしいとの願いも聞き入れられない。
失意にあってもはや老人の域に達していた男性の前に
ある日突然彼女が出現した。彼女もまた地球への飛行
を望み、置き去りにされるのを条件に許可されたという。
さて、ローマの休日という映画がありましたよね。王女
様と新聞記者の恋です。
ラストは身分の違いによる悲しい結末になるのですが、
会いたいと思えばいくらでも手段は考えられるでしょう。
しかし、五万光年の距離は、どうにもできないのです。
だからこそ、究極の悲恋を描けるのであって、再開する
感動的な場面が生きてくるのです。
何と何がどう結びつくのか、という点で可能性は無限な
のです。最初に大風呂敷を許可しているからこそ、可能
性が生まれるわけです。
ところが、ほとんどの作者は最初から範囲を限定してし
まうゆえに、ありきたりで平凡なストーリーから抜け出せ
ません。
どう考えても荒唐無稽にしか思えないことでも、結びつけ
方によっては名作になり得ると知っておきましょう。