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今回は、物語の背景にある設定についてお伝えします。
作者というのは、どうしても人物設定とストーリーについ
てのみ重点を置く傾向があります。
しかし、優れた作品では、細部の設定にこだわりが見ら
れますし、妥協を許さない姿勢も感じられるのです。
何年も前の記事で、「なぜ晴れた日ばかりなのか」と書き
まして、とくに「冒頭は嵐にしたほうがインパクトがある」と
書きましたところ、ある文学賞の選考委員が言いました。
最近の応募作には、なぜか雨や風のひどい日でスタート
している作品が多いんだよね、と。
これまであなたが書いた作品を振り返ってみましょう。
おそらく、登場しているのは善人ばかりで晴れの穏やか
な日が続いていませんでしたか。
また、現代物であったとしても、日本のどの地方なのか
よくわからず、地域による風習の違いや人々の考え方の
微妙な違いなど、少しも意識しなかったのでは?
物語の背景設定には重要な役割があります。
背景のことなど考えもしなかったというのは論外でして、
時代・時間・季節・天候・場所など、他者の作品との差別
化には必要不可欠な設定だと認識してください。
そして、それらの要素を描き分けられるだけの筆力を養
いましょう。主には描写力ですね。