「?」「!」マークは応募作で使うな | 小説の書き方教えます

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今回は、クエスチョンマークとエクスクラメーションマーク

について解説いたします。





その前に、ずっとブラウザの調子が悪くて記事の更新が

あまりできなかったことと、たくさんいただいておりました

ご質問にお答えできなかったことをお詫びいたします。


ご質問には順次お答えしていきますので、しばらくお待ち

くださいませ。




さて、


ふたつのマークの話です。


結論から申しますと、応募作では一切用いないようにし

てください。


理由はふたつあります。


順に詳しく述べましょう。




まず最初の理由なのですが、


これらのマークはもともと英文の記号であって、日本語

の文章に用いたものではないからです。


とくに時代劇の原稿に用いますと、時代の雰囲気が損

なわれてしまいますし、歴史小説でも同じです。


しかし、現代劇でも用いないほうがいいのです。その利

由は、二つ目の理由となります。




こういうマークの多くは会話文の中で使われますよね。


だとするなら、マークではなくて、会話文を地の文で補う

ほうが得策だからです。


わかりやすいように、例を上げてみましょう。


「あっ!」


簡単な例で申し訳ありませんが、一番わかりやすいと思

います。


マークを付けることでいかにも叫んでいるかのように伝え

ているのですが、それだけでは勿体無いのです。


「あっ」

一郎はいたたまれず、つい叫び声を上げた。


わかりますよね。




同じ叫ぶにしても、いろんな理由があったりいろんな叫び

方があるのです。すべてをひとまとめに「!」で済ませられ

るはずはなく、ことに純文学では心理が重要なのですから

マークを一切使わずに、必ず地の文で補いましょう。


いいえ、単に補うのではなくて、発言者の心理や状況など

を読者へ詳しく伝える好機と考えてください。