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現役プロの小説家「子竜 螢」が、文学賞受賞へと導きます  KEI SHIRYU 

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今回は、文学賞の応募規定についてお話しいたします。




その前に、


小説ハイスクール第九期の受講生さん募集は、そろそろ

締め切らせていただきます。


次は10月になりますので、悔いのないようお願いしますね。




さて、


コメントにて質問をいただきました。


文学賞の応募作品は自作との決まりがありますから、指導

を受けたり添削を受けた作品で応募するのは規定違反では

ないか、という質問でした。


ありがとうございます。


質問をいただきますと、記事のネタには困りませんので、大

歓迎ですね。




まず、


指導についてですが、大概の人は市販の書き方本に指導

されて書いていますし、書き方を述べたサイトも参考にして

いますよね。


さらには、小説教室に通っていたりで、指導を受けていない

作品はむしろ皆無ではないでしょうか。


それが全部厳密には規定違反だと考えますと、そもそも文

学賞自体が成り立ちません。完全なる独学で書かれる作品

というものが存在しないからです。




次に、


添削を受けた作品での応募です。


前述の指導についても同じことが言えるのですが、添削に

ついての誤解があるように思われます。


子竜が代わりに正しく書き直して、それで応募しなさい、と

いうものではないのです。


たとえば、新人歌手採用のコンテストがあるとしましょう。


指導や添削はいくら受けても、審査員の前で歌うのはやは

り本人なのです。指導者じゃありませんよね。


指導者が冒頭からエンディングまで全部書いたものを丸写

しすれば、応募規定以前に、盗作の問題があります。




書き上げた作品を、家族や友人に読んでもらって、悪いと

言われたところを修正したりしませんか。


それも、厳密に言えば添削を受けたり指導を受けたことに

なってしまうでしょう。


質問者さんはおそらく、プロによる指導や添削だから問題

なのでは、とお考えなのかもしれませんね。


しかし、プロであろうとアマであろうと、他人の意見を一部

でも採用すれば、自作品ではなくなって、すべて応募規定

の違反になってしまいますよね。




ひとつ申し上げておきたいのですが、


文学賞の受賞がゴールだというお考えだから、アンフェア

な感じのことに違和感を覚えておられるのかもしれません。


でも、


文学賞なんてただの通過点なのです。


多くの読者に夢や感動を与え続けてずっと活躍してくれる

作者を育てるというプロジェクトですので、指導や添削をす

る目的がそもそも違うのです。


文学賞に子竜の匂いがプンプンする作品で応募しようなど

という受講生は絶対におりません。断言できます。


そんなことをしても意味がないことなど、みんな理解するで

しょう。たとえ文学賞は受賞できたとしても、その後は独り

立ちなのですからね。すぐにボロが出てしまいます。


ご理解いただけたでしょうか。