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今回は、とても重要な話です。ストーリーの分岐について
かかわる問題を解説いたします。
ひょっとすると、あなたの応募作品が一次選考すら通過で
きない理由は、ストーリー分岐の際の処理に問題があるの
かもしれません。
何のことだかわからない人のために、なるべく丁寧に解説
いたしましょう。
主人公が大切な岐路に立っているとします。
これから先にはAの道とBの道という選択肢があり、どちら
もごく一般的なもので好みによって分かれるとしましょう。
作者はAの道を選び、主人公にそのような行動をさせます。
ここまでは何の問題もありませんよね。
ごく一般的な道を選んでおりますから、読者から避難を浴び
ることはありません。
しかし、
問題になるのは、切り捨てたBの道の処理なのです。
何もしないで放置しているアマチュア作品がとても多いので
す。絶対に消去しなくてはならないのです。
つまり、どうしてもBの道ではなくAの道を選ぶしかないとい
う理由付けをしなくてはならないということです。
選択肢のいくつかがごく一般的であればあるほど、読者の
好みも別れます。
Bの道を好む読者にすれば、Aの道を歩む主人公に共感
度を下げるばかりか、主人公の運命が好転しますと作者の
ご都合主義と映り、悪くなれば、それみたことか、と文句を
言いたくなるのです。
なので、最終的に選んだ選択肢以外のものは、丹念に消去
しなくてはなりません。
また、作者が気付いていない選択肢があるかもしれず、こう
いうストーリー分岐の場面では、時間をかけてあらゆる選択
肢を炙りださなくてはならないわけです。
ひとつの漏れも許されません。
万一別の選択肢もあるぞと気付いた読者は、あなたから確実
に離れてゆきます。
それが選考委員だとしますと、致命的ですからね。
次回では、実例を挙げて解説いたします。